要点: 2026年8月、「Yellow Web」はSNS広告を収集・検索できる5つの広告スパイツールを比較した。課題は全サービス共通。スペイン向けのiGaming広告(オンラインカジノ、賭け、宝くじ)を8月1日と7月26日〜8月1日(26.07–01.08)の1週間で探し、それぞれ最初の100件を取得して、Spytrend、Tyver、AdWall、Gamler、MTWSPYの結果を比べる。検索を実行したのはAIエージェントだ。著者は使用したツールを公開しており、テストは再現できる。原文は「AIエージェントから見た5つの広告スパイツール」。

私たちは、テスト対象の一つであるSpytrendのチームだ。著者が取得した広告を使って同じ検索をやり直し、テスト時のエージェントの結果と、サービス標準のフィルターを有効にした結果を並べた。テストの数値には、そのまま確認できたものもある。残る差はデータベースの規模ではなく、エージェントによる問い合わせ方で説明できる。AI検索を使う人にとっての結論は、結果を左右するのはモデルよりも、エージェントとデータの接続方法だということ。スクリプトと両方のエクスポートデータを公開しているので、私たち抜きで検証できる。

ゲンナジー、Spytrend CEO · 公開日:2026年9月12日 · 再検証の根拠:著者が取得した広告カード、サーバーログ、再取得データ

比較対象

  • Spytrend(私たち)— FacebookとTikTok広告の競合分析プラットフォーム。約18億件の広告、月間約2億8000万件の新規広告、33カテゴリーと342サブカテゴリーへの分類、AIエージェントの公式接続を備える。Proプランは月額79 USD。
  • Tyver — 複数の大まかなバーティカルに分類し、閲覧数で結果を並べ替えられる広告スパイツール。テストでは1週間で11,497件の広告を返した。
  • AdWall — 30日間無料で使える広告スパイツール。テストでは1週間で16,369件を返したが、最初の100ファイルのうち73件は対象外だった。
  • Gamler — 独自の分類機能と再出稿カウンターを持つ特化型サービス。テストで対象外の広告がなかった唯一のサービスだが、結果の件数はかなり少ない。
  • MTWSPY — 独自の分類機能と閲覧数順の並べ替えを持つ特化型サービス。1週間の結果の13%が対象外だった。 説明は2026年9月時点の各サービスのサイト(Tyver、AdWall、Gamler、MTWSPY)と照合済み。数値はYellow Webのテスト(2026年8月)による。

この記事で使う用語

  • 著者 — テストを企画・実施した「Yellow Web」の著者。
  • エージェント — 著者に代わって課題を実行したAIエージェント。5つのサービスへ自分で問い合わせ、結果をまとめたプログラム。
  • 接続ツール — エージェントと各サービスの間に著者が作ったコマンドラインツール。エージェントの指示をリクエストに変換した。このツールが渡さなかった情報は、エージェントにも見えない。
  • テスト結果 — テストでエージェントが得た数値。
  • 再実行 — 同じデータを使い、サービス標準の設定で私たちがやり直した検索。
  • 標準設定 — テストではオフだったフィルターを有効にした状態。
  • 著者が取得した広告カード — テスト中にエージェントが取得した広告の集合。比較可能な数値にするため、私たちも同じカードを使った。

再検証の方法

再現できてこそ、測定結果を検証できる。著者が取得した同じ広告カードで同じ検索を実行した。条件が一致した箇所は著者の数値をそのまま示し、標準設定との差が出た箇所は両方の結果と変更点を並べた。以下の各項目は「テスト結果 → その理由 → 再実行の結果」の順に説明する。

この再検証からは分からないこと。

  • テストが比較したのは各結果の先頭100件だけ。これは私たちのデータベースの日次件数の3.2%、週次件数の0.4%に当たる。データベース全体の重複率は判断できない。
  • 対象に合う広告の割合は、著者が100件のカードで測ったもの。その割合を全件に当てはめた数値は推計だ。

要約

6つの論点のうち3つの差は、データベースの内容ではなく、エージェントによる問い合わせ方で説明できる。クォータ消費量はテスト結果をそのまま確認できた。検索機能の比較は、テスト自身の比較表に従えばSpytrendに有利だ。

  • 検索結果の件数。 エージェントがSpytrendから取得したのは8月1日分が996件、1週間分が9,526件。同じ条件でデータベースにあったのは3,112件と24,985件だった。詳しくは第2項。
  • 重複。 テストでは「ユニークのみ」を有効にしていなかった。これは同じクリエイティブ、つまり広告の画像や動画のコピーを1行にまとめるフィルターだ。オフの状態では100件のカードに異なるファイルが55件。オンにすると、同じデータから100件中100件の異なるクリエイティブが得られる。詳しくは第4項。
  • AIエージェントの接続。 テストでは、エージェント向けのSpytrendのMCPサーバー(Model Context Protocol。AIエージェントをサービスへ直接つなぐ公式の方法)が8回中0回成功、応答時間は179秒とされた。一方、8月3日の同じ著者のセッションについて私たちのログを見ると、43回中43回成功、エラー0件、平均1.6秒。差を生んだのは、リクエストごとに新しいエージェントセッションを立ち上げる著者の接続ツールだった。詳しくは第6項。
  • 検索機能。 Yellow Webのテスト(2026年8月)では、クリエイティブ自体の視覚的類似性とFacebookピクセル(広告主がサイトに設置する計測タグ)による検索はSpytrendのみと記載されている。トラッキングリンクの一部と、同じプレイヤーのドメイン・ページ・ピクセルをまとめたウェブマスターネットワークによる検索は、テストの比較表に記載がない。詳しくは第1項。
  • テストの費用。 テスト全体で201トークンを消費した。これはSpytrend内のクォータ単位であり、言語モデルのトークンではない。Proプランの月間40,000単位の0.5%だ。詳しくは第7項。
  • 地域フィルター。 スペイン向け結果のほぼ4分の3は複数地域向けの広告で、スペインも配信先の一つだった。著者のエージェントはこれを誤判定したが、スペインのフィルターに表示されるのは正しい。同じ条件の新しい結果には誤判定がない。

詳細なテストと公開ツールを提供してくれた「Yellow Web」の著者に感謝する。以下では8項目それぞれについて、テスト結果、理由、標準設定での再実行を示す。

テストの主な5つの結論と再検証

テストの結論 再検証
MCPは8回中0回成功 43回中43回、平均1.6秒 → 第6項
100件から残った異なるファイルは55件 同順55件、重複除外で100件 → 第4項
データベースはほぼ重ならない 先頭100件=週次の0.4% → 第5項
1日の広告は996件 取得996件、DB内3,112件 → 第2項
フィルター表に5つの欠落 2件は誤り。テスト(2026年8月)では、視覚的類似性とピクセルによる検索のみSpytrendに記載

テストで争点となった8項目と再検証

項目 再検証
1. フィルターとクリエイティブ検索 テスト(2026年8月)では、クリエイティブの視覚的類似性とピクセルによる検索のみSpytrendに記載
2. 同じ日付のデータ件数 取得996件、DB内3,112件
3. 結果の関連性 著者の測定で96%が対象
4. 重複のない100クリエイティブ 重複は取得設定による
5. データベースの重複率 先頭100件では測れない
6. AIエージェントの接続 同じサーバーが表に2行
7. クォータ消費 201トークン、月間枠の0.5%
8. 広告バイヤーが得る件数 対象広告は他4社の合計超

テストの進め方と、方法として適切だった点

同じ課題で5つのサービスを公開比較するのは珍しい。このテストは、業界の多くのレビューよりも丁寧に設計されている。

課題は、スペイン向けiGaming広告を5サービスで探すこと。対象期間は8月1日と、7月26日〜8月1日の1週間だ。エージェントは各サービスから各期間の先頭100件のカードを取得し、メディアファイルをダウンロードした。判断が難しい広告は動画全体を見て関連性を確認し、サービス間で同じファイルかどうかは2種類のハッシュで調べた。特に適切だった点は次のとおり。

  • ハッシュを2種類使った。 ファイルのチェックサムであるSHA-256に加え、画像・動画の知覚ハッシュであるPDQとvPDQでも一致を調べた。後者は、バイト単位の比較では見逃す圧縮版や切り抜き版を拾える。
  • 件数を分けて数えた。 広告カード、ダウンロードしたファイル、同じクリエイティブの見た目が異なる版を別々に集計した。そのため、「100件のカード」と「100件のクリエイティブ」が同じ数ではないことが見えた。
  • 判断が難しい動画は全編を見た。 ファイル名や広告文ではなく、実際の視聴で関連性を判定した。著者のAIエージェントは各ユニークファイルを「対象」「対象外」「判断保留」に分類した。私たちの週次100件で対象外だったのは4ファイル。4%は目測ではなく、視聴に基づく結果だ。
  • ツールと前提が公開されている。 著者は自作の接続ツールを公開し、「このテストに万能の勝者はいない。それで普通だ」と明記した。5サービスに同じ検索、日付、国を使った設計だからこそ、私たちも数え直せた。その結果、テストの最終表とは違う構図が見えた。

確認できたこと

テスト結果と一致した点

まず、再実行でも同じ数値になった点を挙げる。反論のための前置きではなく、再現できた結果だ。

  • 複数地域向けの広告。 広告は複数国へ同時配信されることが多く、スペインがその一つという場合がある。著者のエージェントはこうしたカードをスペイン向けではないと判定した。同じ条件の現在の結果には誤判定がない。
  • 閲覧数順では100件中55件が異なるファイル。 エージェントが使った並べ替えのまま、著者のカードで再集計すると、1週間分は55件、1日分は87件だった。テストではユニーク判定のフィルターがオフで、この条件なら結果は一致する。
  • テストのクォータ消費は多かった。 Spytrendは201単位、Tyverは42単位。当時はメディアのダウンロードに課金しており、エージェントは200ファイルを取得した。
  • 対象外の結果はある。 週次の4%は、著者のエージェントが各ファイルを確認して付けた分類による。
  • 自作の接続ツール経由ではMCPが動かなかった。 8回呼び出して8回エラー。サーバーログ側の記録は第6項で示す。

1. フィルターと検索

比較表の2つの欠落は誤り。他社独自とされたフィルターもテスト時点で利用できた:1つのクリエイティブからウェブマスターネットワークまで

「Yellow Web」のテストから

「フィルター名だけを見ると、同じ基準のように錯覚することがある。Spytrendのカテゴリー、Tyverのバーティカル、GamlerとMTWSPYのニッチ分類は、それぞれ独自の分類機能に基づいている」。

比較表ではSpytrendに5つの欠落がある。著者はクローキング、再出稿、ギャンブルとベッティングの区別を、他サービスの機能として挙げた。

「Yellow Web」の調査記事の一部

「Yellow Web」の記事の一部 · 原文を開く

テスト結果。 各サービスの検索機能をまとめた比較表で、Spytrendは「最終アクティビティ」「App IDとストア」「性別と年齢」「impressions / reach / views」「リードフォーム」の5マスが空欄だった。一方、他サービス独自とされたクローキング、再出稿、ギャンブルとベッティングの区別は、テスト時点でSpytrendにも別名で存在した。クローキングによるページの差し替えは「クローキング」タブと「マスクされた広告のみ」で絞れる。別アカウントからの同じクリエイティブの再出稿は「再出稿が多い順」で探せ、規模はカードにも表示される。ギャンブルとベッティングは8つのサブカテゴリーで別々に検索できる。

理由。 5つの空欄のうち2つは誤りだった。最終アクティビティのフィルターと、App ID・アプリ名・リンクを受け付ける専用欄および隣のストア選択は、テスト時点で利用できた。エージェントが「ユニークのみ」を見つけられなかったのと同じ理由で、これらも見えなかった。サーバーはフィルターの定義を渡すが、自作の接続ツールはその層を伝えていなかった。性別と年齢はFacebookによる推計であり、商用広告の表示回数はFacebookがそもそも提供しないため、Spytrendはフィルターにしていない。リードフォーム広告による絞り込みは実際にない。これは正しい欠落だ。ギャンブルとベッティングの8サブカテゴリーは、Online Casino Slots、Sportsbook、Crash and Plinko、Poker、Lottery、Esports Betting、Fantasy Sports、State Restricted Operators。

著者が触れた点と、比較表に載らなかった点。 著者はクリエイティブの見た目の類似性とFacebookピクセルによる検索に触れている。下のグラフにも示されている。一方、トラッキングリンクの一部による検索と、1つのクリエイティブから同じプレイヤーのドメイン、ピクセル、ファンページ(広告の出稿元となるFacebookページ)へ広げるウェブマスターネットワーク検索は、比較表に項目自体がない。広告バイヤーのこの作業は表に反映されなかった。

Spytrendのフィルターで探せるもの 検索で検証:結果は指定条件に一致Spytrend有調査での記載クローキングの兆候クリエイティブの再投稿数カジノとベッティングを区別ページのいいね数AppID:ハブ/Trendsクリエイティブの画像類似検索Facebookピクセルで検索トラッキングURLの一部で検索アフィリエイト網Yellow Webのテスト(2026年8月)で、見た目の類似とピクセルによる検索が確認されたのはSpytrendのみ。

変わらない点。 Spytrendでは性別、年齢、表示回数の範囲で絞り込めない。商用広告の表示回数については別の問題もあり、第4項で扱う。

9月の新機能

クローキングの先にある実際のページを$1で確認できる

以前は、見えるのはホワイトページ、つまり広告から遷移するランディングページだけで、競合がその先で何を表示するかは分からなかった。現在は「広告」のクリエイティブカードから、Spytrendが実際のページを開き、すべてのリダイレクトをたどってファネルの最後まで確認する。遷移先がPWAやAPK(ウェブアプリ、またはAndroidのインストールファイル)ならアプリをインストールして起動し、カジノやブックメーカーなど運営元のブランドを特定する。

各ステップの画面、遷移先、最終地点をまとめたレポートがアカウントに届く。必要なランディングページは1つのアーカイブで取得できる。競合のランディングページをその後どう分析するかは、Spytrendのウェブサイトとランディングページの解説を参照。料金はどのプランでも1回の実行につき$1。取得できなければ料金は返金される。

再実行の結果Yellow Webのテスト(2026年8月)では、クリエイティブの視覚的類似性とFacebookピクセルによる検索はSpytrendのみと記載されている。トラッキングリンクの一部とウェブマスターネットワークによる検索は、テストの比較表に記載がない。5つの「欠落」のうち3つは、別名でテスト時点から利用できた。9月には、クローキング先のブランドを1回の実行につき$1で特定する機能も加わった。どのプランでも利用できる。

2. データ件数

996件はエージェントの取得数で、データベースの件数ではない:同じ日付には3,112件あった

「Yellow Web」のテストから

「Spytrend、Tyver、AdWallの広告件数は明らかに多かった。ただし、数字が大きいだけでは品質は分からない」。

グラフではSpytrendが8月1日に996件、1週間で9,526件。

「Yellow Web」の調査記事の一部

「Yellow Web」の記事の一部 · 原文を開く

テスト結果。 エージェントがSpytrendから取得したのは、8月1日分が996件、7月26日〜8月1日の1週間分が9,526件。

理由。 テスト時点で、同じ条件に合う広告はデータベースにそれぞれ3,112件と24,985件あった。差はデータベースの規模ではなく、取得方法から生じた。取得は各期間の100件のカードで止まり、その先へ進まなかった。該当リクエストについて、私たちのサーバーログにエラー、拒否、クォータ超過はない。

測定対象外に残った広告数 対数目盛1k5k10k20k8/19963 1124 0727/26–8/19 52624 98529 150テストで抽出当時のDB内現在あり収集はDBの末尾に達する前に停止。同じ日付範囲の広告は当社DBに3倍あった。その後も過去分を収集し続け、現在はさらに増えている。

再実行。 Spytrendは過去の日付の広告も継続して追加している。新しいファンページ、ドメイン、ウェブマスターネットワークが見つかると、そこに属する広告が検索結果に加わる。そのため、1か月前の週の件数も増える。2026年9月11日の測定では、8月1日分は4,072件、同じ1週間分は29,150件だった。

実務ではどう使うか。 例えば1か月前に、誰かが展開しているクリエイティブ、ページ、ドメインの組み合わせを見つけたとする。今もう一度確認すると、同じ日付に属する別の広告やつながりが追加され、どう立ち上げて配信を広げたかが見える。

再実行の結果エージェントが取得した1日分は996件。同じ日付のデータベースには3,112件あった。差を生んだのは、各期間の100件で止めた取得設定だ。

3. 結果の関連性

Spytrendの週次結果の96%は対象のiGaming広告。測ったのはテストの著者自身

「Yellow Web」のテストから

「SpytrendとMTWSPYの日次サンプルも対象外がなかった。週次ではMTWSPYに13%、Spytrendに4%の対象外があった」。

「Tyverの品質は期間と並べ替えに大きく左右される。1日分では対象外がわずか3%だが、1週間分では44%になる」。「AdWallは100ファイル中73件が対象外だった」。

「Yellow Web」の調査記事の一部

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テスト結果。 著者は、カードのうち実際にiGamingに該当する割合を測った。AIエージェントが各ユニークファイルを対象、対象外、判断保留に分け、判断が難しい動画は全編を見た。Spytrendでは週次の4%が対象外で、日次サンプルには対象外がなかった。

この数値から分かること。 対象外が少なければ、クリエイティブの分析に使える時間が増える。著者のサンプルで測った対象広告の割合を広告の総件数に当てはめ、各サービスに対象広告がどれだけ残るかを見てみよう。

除外後に残るiGaming広告数 7/26–8/1の推定件数:テストのノイズ率を反映010k20k30kSpytrend27 984Tyver6 438AdWall4 420Gamler849MTWSPY435ゴミ率:Spytrend4%,Tyver44%,AdWall73%,Gamler0%,MTWSPY13%;2026/9/11のDB27 984他社は記事の数値。テスト日時点の比較には23 986を使用。

MTWSPYについては、クォータを使い切らないよう、エージェントがテストで500件超のカードを取得した時点で止めた。435件はデータベース全体ではなく、その取得分から計算されている。

計算方法。 AdWallの16,369件に対象広告の割合27%、Tyverの11,497件に56%を掛けた。両サービスの総件数は「Yellow Web」の調査グラフから取り、私たちは再集計していない。Gamlerには対象外がなかったが、結果の総件数は一桁少ない。テスト時点のSpytrendには、この週の広告が24,985件あり、その96%は23,986件。これが他サービスと比較する数値だ。上のグラフは再測定日の2026年9月11日時点で、広告29,150件、うち対象広告の推計27,984件を示す。どちらも全件を再判定した数ではない。100件のカードで測った割合を総件数へ当てはめた推計であり、正確な件数には全件確認が必要だ。

再実行の結果Spytrendの週次結果の96%が対象のiGaming広告という割合は、著者自身が測ったもの。この方法で推計すると、同じ週の対象広告は他の4サービスの合計より多い。

4. 重複とユニーク判定

重複は取得設定によるもの。「ユニークのみ」なら100件中100件が異なるクリエイティブ

「Yellow Web」のテストから

「1週間分で重複が最も多かったのはSpytrend。1つのファイルが28枚のカードに現れ、100枚から残った異なるファイルは55件だった」。

測定には閲覧数順を使用した。「Tyver、Spytrend、MTWSPYは閲覧数で結果を並べ替えられる」。

「Yellow Web」の調査記事の一部

「Yellow Web」の記事の一部 · 原文を開く

テスト結果。 著者が取得したカードで再集計すると、異なるファイルは週次で同じ55件、日次で87件だった。結果は再現できる。

理由。 エージェントは閲覧数順で結果を取得し、ユニーク判定のフィルターを有効にしていなかった。閲覧数順では週の早い日付の広告が集まりやすい。その時点までに別のファンページから再出稿され、同じクリエイティブが100件中28件のカードを占めた。

上位100件に入る日付 7/26–8/1:上位100広告の配信開始日02550751007/2637/279727/28297/29337/30207/3118/110015閲覧数順(テスト同様)日付順Spytrend人気ランキング日付順なら新しい広告が並ぶ。閲覧数順では最も古い2日分だけがテスト対象に。当社のランキングは複数の曜日を網羅。

Spytrendチームによる解説

「閲覧数順」ではギャンブル広告の上位は分からない:必要なデータがない

FacebookのAd Library APIの説明では、impressions(表示回数)の項目に「Available only for POLITICAL_AND_ISSUE_ADS」と記されている。政治広告と社会問題に関する広告に限って利用できるという意味だ。その場合も「1,000未満」から「100万超」までの範囲で提供される。広告ノードの公式説明で確認できる。

欧州向け広告には、欧州での推定リーチを示すeu_total_reachがある。広告が配信された全期間に何人へ届いたかという推計だ。ただし、生涯リーチでも優れたクリエイティブは分からない。長く配信された広告ほど、リーチを積み上げる時間があったからだ。

さらに、Facebookは出稿を一つずつ別に数える。同じクリエイティブを5つのアカウントから出せば、Facebook上では5つの別々のクリエイティブになり、それぞれに表示回数が付く。同じ画像だということは判別していない。

Spytrendは画像や動画そのものの類似性を使い、そうした出稿をまとめる。そのため、Facebookでは見えない、そのクリエイティブが実際に何回再出稿されたかが分かる。回数は範囲に丸められず、次の再出稿でも失われない。何度も再出稿されるものは採算が合っている場合が多いため、回数は判断材料になる。この指標から伸びている動きを探す方法は、トレンドとクリエイティブの再出稿の解説で扱った。

2026年9月11日の再実行。 フィルターの最初の行にある「ユニークのみ」をオンにすると、同じクリエイティブのコピーが1行にまとまる。同じカードから100件中100件の異なるクリエイティブが得られ、自分で結果を整理したりハッシュを計算し直したりする必要はない。

重複なしで100件のクリエイティブを取得 7/26–8/1:SHA-256で判別した別ファイル数0255075100閲覧数順(テスト同様)55日付順88「重複を除外」100当社スクリプトと、著者のCLIで「重複を除外」を有効にした結果は一致。

グラフの88件は、私たちが日付順で再実行した結果だ。日次でも週次でも同じ100件の広告が先頭に来るため、異なるファイル数も同じになる。上記の87件は別の測定で、著者が閲覧数順で集めた日次100件を指す。

判定の仕組み。 ファイル名やリンクではなく、画像と動画そのものを比較する。再出稿、圧縮、切り抜き、字幕の変更があっても同じクリエイティブとして判別できる。各クリエイティブの横には何件の広告に現れたかが表示され、再出稿の多いものが分かる。

重複自体にも意味がある。 同じクリエイティブが28件のカードに現れるなら、その広告の組み合わせを拡大しているということ。どう展開しているかを調べるきっかけになる。

再実行の結果重複の原因はデータベースではなく取得設定だった。「ユニークのみ」がオフだったためだ。オンなら100件のカードから100件の異なるクリエイティブが出る。商用広告を実際の表示回数で並べ替えることはできない。Facebookが表示回数を提供するのは政治広告に限られる。

5. データベースの重複率

比較したのは各サービスの先頭100件であり、データベース全体ではない

「Yellow Web」のテストから

「サービス間で結果が一致するかをSHA-256で数え、さらにPDQでも確認した」。

「1週間分では、各サービスのファイルの92〜100%が、他サービスの先頭100件に現れなかった。特徴の近いGamlerとMTWSPYでさえ、重なったのは7ファイルだけだった」。

「Yellow Web」の調査記事の一部

「Yellow Web」の記事の一部 · 原文を開く

テスト結果。 どのサービスでも、ファイルの92〜100%は他サービスの先頭100件に現れなかった。再出稿を考慮したSpytrendの値は98.1%だ。

5サービスで同程度なら、データベース全体を表す指標ではない。 この割合は、各サービスの先頭100件だけから計算される。テストの1週間分で、Gamlerの対象広告は849件、Spytrendは23,986件だった。それでも「他の先頭100件にないファイル」の割合は両者とも92〜100%の範囲に入る。849件と23,986件を区別できない指標が示すのは、データベースの中身より結果の並び方だ。

100件は総件数のごく一部。 8月1日分の3.2%、週次の0.4%にすぎない。2つのデータベースが半分一致していても、標準の並べ替えが違えば先頭100件は異なり得る。

著者の知覚ハッシュによる確認は適切だった。 SHA-256だけでは足りず、画像と動画の内容を比較するPDQとvPDQを追加した。比較方法として正しい。ただし、先頭100件の比較を精密にするもので、データベース全体の比較には変わらない。

ファイルには技術的な違いもある。 チェックサムであるSHA-256が一致するのは、同じ版のファイルをダウンロードした場合だけ。APIは同じ動画について、元ファイル、圧縮版、プレビュー用の静止画を返すことがある。知覚ハッシュで一部は拾えるが、動画の1コマと動画全体をそのまま照合することはできない。

同一広告の異なるメディアURL 公開CLIツール・API仕様にある同一クリエイティブのメディアURL(2026年8月時点)024Tyver5Spytrend3Gamler3MTWSPY0AdWall0同一広告に対しサービスが返す異なるメディアURLの数。多いほど、ファイルのチェックサムによる比較では同じ広告を別物と判定しやすい。Tyverは元画像・圧縮版・プレビュー2枚を返す。Spytrendは元画像・サムネイル・予備URLを提供。0は公開ツールにクリエイティブのリンクがないことを示す。

データベースの重複率を測る方法。 Facebookが広告に付ける番号であるLibrary IDを使い、期間内の結果を全件比較する。同じ広告を2サービス間で同一と判定でき、総件数を分母に重複率を計算できる。

この項目の結論92〜100%という値は、週次849件のサービスと23,986件のサービスで同程度だった。測っているのは先頭100件の並び方であり、データベース全体の重複率ではない。後者は期間内の全件をLibrary IDで照合して求める。

6. MCPの実際

テスト表にSpytrendが2行あるが、接続先は同じサーバー:ログでは43回中43回成功

「Yellow Web」のテストから

「別のエージェント経由のSpytrend MCPは8回中0回成功、エラー8件、平均応答時間178.96秒」。

「APIへ直接アクセスするSpytrend SDKは15回中15回成功、エラー0件、1.69秒」。

「SpytrendのMCP経由で問題が出た。最初は認証が妨げになり、その後は呼び出しのたびに別のエージェントセッションが起動し、約3分かかった」。

「ちなみに最近MCPが更新されたので、おそらく問題はもう解決している」。

「Yellow Web」の調査記事の一部

「Yellow Web」の記事の一部 · 原文を開く

最後の引用から確認する。 著者は問題がすでに解決している可能性に触れた。その見立ては正しい。以下の日付付きサーバーログが裏付けになる。

テスト結果。 比較表にはSpytrendが2行ある。MCP経由が「8回中0回」、そして「APIへ直接アクセスするSDK」が「15回中15回」だ。

理由。 両方とも同じSpytrendサーバーに接続している。Spytrendに独立したSDKはなく、以前もなかった。テストのツールはOAuth2 client credentials、つまりエージェントに発行した一組の認証キーでログインする標準方式を使い、mcp.spytrend.com/mcpへアクセスしている。「APIへ直接アクセスするSDK」の15回中15回成功、1.69秒という行も、呼び出し方が違うだけで同じMCPだ。

したがって「8回中0回」と「15回中15回」の差は、サーバーではなく接続ツールにある。著者は自作のコマンドラインツールからアクセスポイントを呼び、そのたびに新しいエージェントセッションを起動した。178.96秒にはSpytrendの応答だけでなく、エージェントの起動、認証、接続、その後の検索までが含まれる。

Spytrendがテストで実行した検索 セッション結果と期間内の総呼び出し数0255075調査での申告0成功した呼び出し測定内43総呼び出し数調査期間中81178,96秒の応答は未確認。対象期間のサーバーログ3,2百万件にもなし。

43回中43回成功:8月3日の著者のセッション

1.608秒平均応答時間、中央値0.163秒

0件エラー

再実行。 8月3日の私たちのログでは、呼び出し43回、成功43回、平均1.608秒、中央値0.163秒、エラー0件だった。約3分かかった応答は1件もない。2026年9月11日の再実行では、同じセッションで10回連続して呼び出し、中央値は0.77〜0.93秒、エラーはなかった。

より大きな影響は別にあった。 MCPは単なるアクセスポイントの集合ではない。サーバーはエージェントに、フィルターの定義、現在利用できる並べ替えの一覧、各ツールで何を探せるか、どう絞れるか、どの切り替えがあるかという説明を渡す。自作の接続ツールを挟むと、この層が失われる。データは届いても、使い方の情報は届かない。

そのため、エージェントは今回の課題に合わないフィルターを使い、「ユニークのみ」も見つけられなかった。このフィルターは6月から検索ツールの説明に含まれ、重複を1つの値でまとめられる。第4項の100件中55ファイルと、第1項の比較表の欠落の一部はここにつながる。サーバーの結果が少なかったのではなく、接続ツールが必要な条件を尋ねていなかった。

テスト後の変更。 表示回数による並べ替えのリクエストは、現在は黙って処理されない。サーバーが拒否し、利用できる選択肢と呼び出し例を示す。date(日付順)、most_popular(人気ランキング)、folder_added(フォルダーへの追加順)、most_reused_creative(クリエイティブの再出稿回数順)だ。直接接続したエージェントは、同じ指定ミスを避けられる。

再実行の結果8月3日の著者のセッションは43回中43回成功、平均1.608秒、エラー0件。比較表の2行は同じサーバーで、Spytrendに独立したSDKはない。差を生んだ接続ツールは、「ユニークのみ」を含むサーバーの説明をエージェントへ渡していなかった。

7. クォータ消費

テスト全体で201トークン。月間クォータの0.5%

「Yellow Web」のテストから

「Spytrendのクォータ消費の大半は200ファイルのダウンロードによるもの」。テストではProプラン月額79 USDに対して201単位を消費した。

「閲覧、ファイルのダウンロード、APIリクエストの数え方はサービスごとに異なるため、カード1,000件当たりの費用を公平に比較することは残念ながらできない」。

「Yellow Web」の調査記事の一部

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テスト結果。 テスト全体でSpytrendは201トークン、Tyverは42単位を消費した。ここでのトークンはSpytrend内のクォータ単位で、言語モデルのトークンとは関係ない。

数値をそのまま比較できない理由。 サービスごとに料金と月間上限が違う。同じ消費数でも、プランに占める割合は異なる。比較できるのは月間クォータに対する割合だ。

割合にすると。 Proの月間クォータは40,000トークン。テストの201トークンは0.5%で、この規模の実行なら1か月に約200回に相当する。

当時の理由。 メタデータを一覧するだけなら無料で、消費したのはメディアのダウンロード分だった。エージェントは200ファイルを取得した。

変更点。 現在の料金体系は変わり、実際に受け取ったものに応じて消費する。

対象 トークン
検索結果の1行 1
広告のメディアファイル 1
ユニークなクリエイティブのメディア(再出稿された全版ではなく1版) 10
TikTokの広告データベースの1行 100
Proの月間クォータ 40,000

要求した件数より結果が少ない場合は、差額のトークンが自動で戻る。20行を要求して12行しか見つからなければ、消費は12行分だ。同じテストを現在実行すると約865トークン、月間クォータの2%強になる。残高の確認は無料でできる。

この項目の結論トークン数そのものはサービス間で比較できない。上限がそれぞれ違うからだ。プランに対する割合では、テスト全体でProの月間40,000トークンの0.5%、つまり201トークンを使った。現在の料金体系なら、同じテストは約865トークン、約2%になる。

8. 件数の結論

テスト対象の1週間でSpytrendには対象広告が23,986件。次のサービスのほぼ4倍

「Yellow Web」のテストから

「Spytrendは重複検索を内蔵し、複数の媒体から集客する人にはTikTokもある。日次の結果に対象外はなく、週次も少なかった」

「このテストに万能の勝者はいない。それで普通だ」。

「Yellow Web」の調査記事の一部

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テスト方法から読み取れるのは、データベース全体というより取得設定の影響だ。商用広告には存在しない指標で結果を並べ、ユニーク判定はオフのまま、同じファイルの異なる版をハッシュで比較した。この3点を外して同じデータを数え直すと、対象広告の件数ではSpytrendが残る4サービスをそれぞれ大きく上回る。さらに、月間約2億8000万件の新規広告、342サブカテゴリー、ワンクリックの重複排除、ウェブマスターネットワーク、TikTok、AIエージェントの公式接続がある。この5サービスの比較では、テスト週の対象広告件数の推計でSpytrendが首位だ。

まず比較する時点をそろえる。 他の4サービスの件数は、2026年8月のテスト時点のもの。Spytrendも同じ時点を使うと、7月26日〜8月1日の広告24,985件に対象広告の割合96%を掛けて23,986件となる。再測定日の2026年9月11日には、同じ週のデータが29,150件まで増え、対象広告の推計は27,984件だった。こちらは8月時点の他サービスの件数とは比較できない。他サービスの9月時点の件数を私たちは再集計していないからだ。

バイヤー向けSpytrend残る4社
データ量と精度
週次の対象広告推計テスト時23,986件
2026年9月11日時点27,984件
Tyver 6,438 · AdWall 4,420 · Gamler 849 · MTWSPY 435(テストでは収集を500件超で停止)
週次の対象外率4%Tyver 44% · AdWall 73% · MTWSPY 13% · Gamler 0%
新規広告数月間約2億8000万件(Facebookは1億7000万件超)Tyver 30日で1億1300万件(2026年5月)· 他社は非公開
分類33カテゴリー、342サブカテゴリーTyverは幅広いバーティカルが数種類
検索機能
ワンクリックで重複を集約あり比較表に記載なし
再出稿数で並べ替えありGamlerに再起動カウンター
クリエイティブの視覚的類似性検索ありテストに記載なし。サイトではページ・ドメイン・IP・広告主の「類似」を検索
Facebookピクセル検索ありテストに記載なし。サイトに専用フィルターなし(TyverとMTWSPYはリンクの一部で検索)
ウェブマスターネットワーク:ドメイン、ピクセル、ファンページ、IPありサイトで案内なし
クローキング先ブランドの特定 (9月の新機能)あり、有料AdWallはクローキングの兆候、MTWSPYはクローキング調査を案内
第2の広告ソース:TikTokありなし
接続と料金
AIエージェント接続(MCP)あり、OAuth 2.1Tyver・AdWall・MTWSPYはREST API、Gamlerは公開APIなし。MCPサーバーの案内なし
料金79 USD59 · 70 · 79 USD、AdWallは30日無料、その後有料プラン

比較には著者の数値(2026年8月のテスト)と、2026年9月時点の各サービスの公開資料(Tyver、AdWall、Gamler、MTWSPY)を使った。対象広告の件数は「著者のサンプルにおける対象広告の割合 × 同じ期間のデータベース件数」で推計した。

再実行の結果比較可能なテスト時点で、Spytrendの週次の対象広告は23,986件、次のサービスは6,438件。2026年9月11日時点のSpytrendの推計は27,984件。加えて、月間約2億8000万件の新規広告、342サブカテゴリー、ワンクリックの重複集約、ウェブマスターネットワーク、TikTok、AIエージェントの公式接続がある。

意図して設けていないもの

意図して設けていないフィルター

Facebookの広告データに含まれるものを、すべて確定した事実として表示すべきではない。

  • オーディエンスの性別と年齢。 Facebookが提供するのは実測ではなく、誰が広告を見たかという推定に基づく属性だ。Meta自身もこうした指標を推定値かつサンプルに基づくものと位置づけている。これをフィルターにすると、データ以上の確実性があるように見えてしまう。Spytrendに性別・年齢のフィルターがないのは、取得元がないからではなく、推計を確定したデータとして扱わないためだ。

変更したこと

テスト後に使いやすくした点

テストで、AIエージェントにどの説明が届いていなかったかが分かった。8月以降の変更は次のとおり。

  • 並べ替えの指定に説明を返す。 以前は表示回数順のリクエストが通っていたが、その並べ替えに必要なデータはない。現在は理由を示し、date、most_popular、folder_added(フォルダーへの追加順)、most_reused_creativeを提案する。新しい広告、Spytrendの人気ランキング、再出稿の多いクリエイティブを選べる。
  • 広告を結果全体で分析できる。 広告主、国、カテゴリー、ドメインごとの分析を追加した。リーチの範囲と、その数値の意味を示す説明も見られる。
  • フィルターの条件適用を確認した。 検索の45パラメーターを調べ、結果が条件に従わない箇所を記録した。
  • クローキング先のブランド特定を追加した。 どのプランでも1回の実行につき$1。詳しくは第1項。

一方、「ユニークのみ」「再出稿が多い順」、クリエイティブの見た目の類似性・ピクセル・トラッキングリンクの一部による検索、ウェブマスターネットワーク、TikTok、AIエージェントの接続は、テスト時点ですでにSpytrendにあった。

エージェントで検索する人へ

公式MCPで接続すると、今回の問題の多くを避けられる

このテストが示したのは、AI検索の結果はモデルよりも、エージェントとデータの接続方法に左右されるということだ。他社APIの上に自作の接続ツールを重ねると、サーバーの説明、利用可能な並べ替えの最新一覧、分かりやすいエラーが途中で失われる。

Spytrendには公式のMCP接続がある。Claude、ChatGPT、Cursor、Codex、VS CodeはOAuth経由でデータベースに直接接続する。エージェントは最新のフィルター定義を確認でき、黙って失敗する代わりに説明を受け取れる。リクエストごとに接続し直さず、同じセッションを使う。ドキュメントはspytrend.com/mcp、使い方はSpytrendのMCPアシスタントの解説にまとめた。

FAQ

SpytrendとTyverはiGamingクリエイティブの検索でどう違う?
著者の測定では、Spytrendの週次結果の96%が対象のiGaming広告だった。同じ週のTyverは44%が対象外。分類も異なり、2026年9月時点でTyverは複数の大まかなバーティカル、Spytrendは33カテゴリーと342サブカテゴリーを使う。このうち8つはギャンブルとベッティングを個別に分けている。Spytrendではクリエイティブそのもの、ピクセル、ウェブマスターネットワークでも検索できる。

SpytrendでMTWSPYより重複が多かったのはなぜ?
結果を閲覧数順にし、ユニーク判定のフィルターを使わなかったためだ。その100件では同じクリエイティブが28枚のカードを占め、異なるファイルは55件だった。著者が取得したカードで私たちも同じ結果を得た。「ユニークのみ」をオンにすると、100件のカードから100件の異なるクリエイティブが出る。

SpytrendのMCPサーバーがテストで8回中0回成功だったのはなぜ?
著者は自作の接続ツールを使い、リクエストごとに新しいエージェントセッションを立ち上げていた。そのため平均178.96秒になった。8月3日の著者のセッションについて、私たちのログでは43回呼び出して43回成功、平均1.608秒、中央値0.163秒、エラー0件だった。

スペインのiGaming広告は、Spytrendで1日に何件得られる?
エージェントが8月1日分として取得したのは996件で、各期間の100件のカードで取得を止めていた。同じ日付・条件のデータベースには3,112件あった。その後も過去データが追加され、2026年9月11日の測定では8月1日分が4,072件、7月26日〜8月1日の週次分が29,150件だった。

広告スパイツール2つのデータベースの重複率を、先頭100件だけで測れる?
測れない。テストで比べたのは1つの検索条件に対する先頭100件で、Spytrendの週次件数の0.4%だ。標準の並べ替えが違えば、データベースの半分が同じでも先頭100件は異なり得る。重複率は期間内の全件を広告のLibrary IDで照合して測る必要がある。

このテストはSpytrendのクォータをどれだけ使う?
著者のテストは201トークンで、Proの月間40,000トークンの0.5%だった。当時はメタデータを一覧するだけなら無料で、メディアのダウンロードに対して消費した。現在の料金体系で同じテストを行うと約865トークン、月間クォータの2%強になる。

著者が調べた機能のうち、Spytrendにないものは?
性別と年齢のフィルターは意図して設けていない。Facebookが提供するのは実測ではなく推定で、Meta自身もこうした指標を推定値かつサンプルに基づくものと位置づけている。地域フィルターは正しく機能している。結果の多くはスペインを配信先に含む複数地域向け広告だ。商用広告を実際の表示回数順に並べることもできない。Facebookが表示回数を提供するのは政治広告に限られる。

自分で確認する

自分で再検証する方法

スクリプトを自分のアカウントで実行すると、測定を再現し、「主張 → 測定値 → 判定」の表を表示できる。必要なのはPythonとSpytrendアカウントのアクセスキーだけで、追加ライブラリのインストールは不要だ。

export SPYTREND_CLIENT_ID=... # Settings → AI → Create agent access
export SPYTREND_CLIENT_SECRET=...
python3 verify.py

データのリポジトリ: https://github.com/Spytrend/yellowweb-test-verify

中にはスクリプト、テスト時と標準設定の両方の生データ、実行した正確なコマンド、実行日、ツールのバージョンがある。私たちの数値を信用する必要はなく、エクスポートデータから数え直せる。

実行時には月間クォータの約2%を消費する。自分のアカウントで結果が異なったら知らせてほしい。テストの著者と同じように、差の原因を公開で確認する。

結論

テストの5つの結論と再検証の結果

調査の結論 再検証の結果 項目
MCPは8回中0回成功、179秒 43回中43回成功、平均1.6秒。表の2行は同じサーバー 第6項
100件から残った異なるファイルは55件 同じ並べ替えでは同じ55件。「ユニークのみ」では100件中100件 第4項
データベースはほぼ重ならない 比較したのは全件ではなく先頭100件で、週次件数の0.4%。著者の知覚ハッシュによる確認では、Spytrendのファイルの98.1%が他社の先頭100件に現れなかった 第5項
Spytrendの1日分は996件 エージェントの取得数。DB内には同日3,112件、現在は4,072件 第2項
Spytrendのフィルター表に5つの欠落 テスト(2026年8月)では、クリエイティブの視覚的類似性とピクセル検索のみSpytrendに記載。トラッキングリンクとウェブマスターネットワークはテスト表に記載なし 第1項

結局、テストの構図を決めた取得条件は3つだった。商用広告にはない指標で並べ替え、ユニーク判定をオフにし、同じファイルの異なる版をハッシュで比較した。エージェントはSpytrendにすでにあるデータの多くまで到達していなかった。同じカードでこの3点を外して数え直すと、テスト時点の週次対象広告はSpytrendが23,986件、次のサービスが6,438件。異なるクリエイティブは100件中100件、MCPの成功は43回中43回となる。

私たちの言葉だけで判断する必要はない。スクリプト、自分のキー、自分が調べたい広告の組み合わせを使えば、5分で再実行できる。数値が違えば、原因を同じように公開で調べる。

無料のStarterプランでは、カード登録なしで90日より古い広告アーカイブを制限付きで利用できる。Spytrendを見る。

Spytrendは、FacebookとTikTok広告の競合分析プラットフォームだ。2018年からの広告データベース(大半は2025~2026年)を収集し、AIで33のビジネスカテゴリーに分類する。広告主ごとに広告、ページ、ドメイン、国を1枚のカードにまとめて表示する。

約18億件の広告、月間約2億8000万件の新規広告、342サブカテゴリー。Claude、ChatGPT、Cursor、Codex向けの公式MCPサーバー。

調査記事のグラフは比較のための引用であり、権利は著者に帰属する。再検証の根拠は、著者が取得した広告カード、サーバーログ、再取得データだ。