要点:「トレンド」は、昨日まで当たっていたものではなく、今まさに伸びているクリエイティブや案件を探すためのセクションだ。何を「爆発的成長」とするかは自分で決める。その条件に合って、今スケールしている広告の組み合わせをSpytrendが表示する。
トレンド:爆発的成長の条件を自分で組む
「トレンド」は、昨日まで当たっていたものではなく、今まさに伸びているクリエイティブや案件を探すためのセクションだ。何を「爆発的成長」とするかは自分で決める。その条件に合って、今スケールしている広告の組み合わせが表示される。
見方はシンプル。普段は広告が2〜3本だったクリエイティブが、急に2倍まで増えたなら、その組み合わせに手応えがあり、配信を拡大し始めたということ。自分でその閾値を設定すれば、誰かが決めた平均的なランキングではなく、自分の条件で伸びているものだけが見える。用意されたプリセットも使えるし、すべて手動でも設定できる。
クリエイティブ:本命のタブ
「クリエイティブ」が、このセクションの本命だ。通常の設定(カテゴリー、すべての国、動画/画像)に加えて、次の項目で条件を組む。
- 成長タイプ:ワンクリックで選べるプリセット。「爆発的成長」「早期シグナル」「復活」に加え、出たばかりのものを見る「新規」と「すべて」。
- ≥3アカウント:昨日、新しいファンページ3つ以上が取り上げたクリエイティブに絞るフィルター。
- 比較期間:「昨日比」「3日間比」「7日間比」。何と比べて伸びを測るかを決める。成長率は、直近1日の新規広告数を、選択した期間の1日あたり平均新規広告数で割って計算する。
- 倍率:x2/x5/x10。これが自分にとっての「爆発的成長」の閾値だ。3日間で5倍になったものだけを見たいなら、「3日間比」とx5を選ぶ。
スクリーンショットの例では、トレンチコートのクリエイティブは広告総数209本。右側のNEW欄には、昨日の増加が+209、ウェブマスター0、ファンページ+1、広告+209、配信国はVNが100%とある。つまり1つのファンページが1日で、このビジュアルを使ったベトナム向け広告を209本投入した。伸び始めをその場で捉えた例だ。隣にも、昨日+160本の似たケースがある。料金と制限は料金ページで確認できる。
組み合わせの勢いが終わってからではなく、グラフが上向いている間に見つけられる。早く気づけば、その分早く何が機能しているかを見極められる。
タイムライン:市場全体の動き
「タイムライン」では、選択した期間の市場全体を時系列で見られる。上部で期間を指定する。私の画面ではJun 22 – Jul 21だ。日付の基準は「FB作成日」(Facebookでの作成日)か「Spytrendに追加」(データベースに入った日)から選ぶ。さらに「最低アクティブ日数 ≥」を7/14/30/90日で設定し、短命なクリエイティブを除外できる。
期間内の数値は3つ。「新規広告」が186,929,838、「アクティブ総数」が191,651,789(現在配信中)、「新規クリエイティブ」が331,948,401。つまり、この1か月で187,000,000本近くの新規広告がデータベースに入り、「新規クリエイティブ」のカウンターは約331,900,000件を示している。
このタブは、特定のクリエイティブを探すためではなく、市場全体の動きを見るためのものだ。配信中の広告が増えているか減っているか、一斉に配信が止まった波はいつ来たか、新しい広告がどれだけ速く蓄積されているかが分かる。カテゴリーと配信国を指定すれば、自分のバーティカルに絞って同じ動きを追える。
地域別:国ごとに市場を見る
「地域別」では、市場を国ごとに詳しく見られる。「国別内訳」(「全期間」)の表には、「合計」「アクティブ」「本日」「ファンページ」「ファンページ平均存続期間」「ウェブマスター」の列が並ぶ。
「合計」の規模で見ると、次のとおり。
- US:合計261,900,000本、アクティブ56,300,000本、本日+107,154本、ファンページ157万件、ファンページの平均存続期間169日、ウェブマスター1,006,157件。
- GB:175,000,000本。ファンページの平均存続期間は121日。
- CA:136,500,000本。平均存続期間は160日。
- AU:123,500,000本。平均存続期間は158日。
ここで役立つのが「ファンページ平均存続期間」だ。その国の審査がどれほど厳しいかを読み取れる。MXのように179日続く国は比較的落ち着いている。一方、INの100日やDEの110日ではアカウントの消耗が早く、予備アカウントのコストを多めに見込む必要がある。「合計」「アクティブ」「本日」を合わせて見れば、今伸びている国と停滞している国も分かる。
アプリ:ストア上のカテゴリーと実際のジャンル
最後の「アプリ」タブは、アプリ案件を扱うなら特に使える。ここではギャンブル、アルゼンチン、直近7日間で絞った。すると、過去1週間にアルゼンチン向けのギャンブル広告を積極的に出していたアプリは237件(Android 190件、iOS 47件)になった。
目に付くのは、これらのアプリがストアでどのカテゴリーに置かれているかだ。
- Fortunaza Wands:ストアではCasualだが、実際の分類はGambling 90%、Online Casino Slots 90%。「アクティブ」424本、「広告総数」508本、「ファンページ」22件、直近7日間の「新規7日」は+112本。配信国はARが100%で、アルゼンチンに特化している。
- Pokie7 Joy:ストアではEntertainment。分類ではGambling 81%、Online Casino Slots 65%、Crash and Plinko 16%。「アクティブ」398本、「広告総数」687本、「ファンページ」63件、「新規7日」は+338本。配信国はAR 60%、PL 14%、AU 14%。
- Jewel Jester Adventure:ストアではArcadeだが、分類ではGambling 74%、Online Casino Slots 69%。「アクティブ」507本、「広告総数」1,147本、「ファンページ」99件、「新規7日」は+308本。配信国はAR 56%、VE 15%、CO 14%。
分類を見るだけで分かることがある。実際にはカジノ系のアプリが、審査を通るためにストアでは「Casual」「Arcade」「Entertainment」を名乗っている。Spytrendはストアの表示カテゴリーとは別に、実際のジャンルを割合付きで示す。
各カードには広告主のカードと同じく、「アクティブ」「広告総数」「ファンページ」「新規7日」、国旗付きの配信国、最近のクリエイティブが載る。特に「ファンページ」と「新規7日」を合わせて見たい。Jewel Jester Adventureは広告主が99件、1週間の新規広告が+308本。1人の出稿者ではなく、何十ものチームが今このアプリを配信しているということだ。すでに多くのチームが集まっている、勢いのあるオファーの目印になる。一方、Fortunaza Wandsは広告主が22件で、ARが100%。1つの国に絞った密度の高い配信だ。
カード下部には「広告を表示」(そのアプリの広告をすべて見る)と「ストアで開く」(アプリをストアで開く)がある。「新規7日」で伸びているアプリを見つけたら、「広告を表示」を押し、どんなクリエイティブで今アルゼンチン向けに配信を拡大しているか確認できる。
このセクションのまとめ
このセクションの強みは、自分の基準を組めることだ。例えば、必要なカテゴリーで「爆発的成長」+「3日間比」+x5+≥3アカウントに設定する。すると、少なくとも3つの新しいアカウントによる配信で、3日間に5倍へ伸びたクリエイティブだけが出てくる。誰かのランキングを見るのではなく、自分の条件で伸びを検知できる。「地域別」と「アプリ」からは、市場の勢い、ファンページが早く消耗する国、今伸びているアプリという文脈もつかめる。
「トレンド」が答えるのは、「自分の条件で、今何が伸びているか」だ。倍率、比較期間、アカウント数で閾値を決めれば、広告の組み合わせに勢いがあるうちに、上向きのクリエイティブを見つけられる。国別にはファンページの存続期間も、アプリ別には伸びの動きも見られる。勢いが残っている段階でトレンドに入るためのツールだ。
FAQ
「トレンド」は何をするセクション?
何を「爆発的成長」とするか自分で決め、その条件に合って今スケールしている広告の組み合わせを見るセクションだ。プリセットを選んでも、すべて手動で設定してもいい。
成長を検知する条件はどう設定する?
4つの項目で組む。成長タイプは「爆発的成長」「早期シグナル」「復活」「新規」「すべて」。さらに、少なくとも3つの新しいファンページで配信されたクリエイティブに絞る≥3アカウント、比較期間の「昨日比」「3日間比」「7日間比」、倍率のx2/x5/x10を設定する。
「タイムライン」タブでは何が分かる?
選択した期間の市場全体の動きだ。データベースに入った新規広告と新規クリエイティブの数、現在アクティブな広告の数、一斉に配信が止まった時期が見える。カテゴリーと配信国でも絞れる。
「ファンページ平均存続期間」は何に使う?
その国の審査がどれほど厳しいかを読み取るためだ。179日続く国は比較的落ち着いているが、100日や110日の国ではアカウントの消耗が早く、予備アカウントのコストも高くなる。
「アプリ」タブは何に役立つ?
ストアで名乗っているカテゴリーとは別に、アプリの実際のジャンルが分かる。Casual、Arcade、Entertainmentに置かれたカジノ系アプリも、Gamblingとして割合付きで表示される。各アプリの「アクティブ」「広告総数」「ファンページ」「新規7日」も確認できる。