要点: Facebook広告を調べるなら、まずSpytrendの2つのセクションを見る。「ダッシュボード」では広告の総量、現在配信中の広告、ジャンル・地域・フォーマットごとの動きがわかる。「広告」には個々の広告が並ぶ。ファンページ、ドメイン、配信ごとにカードが分かれ、1つのクリエイティブから生まれた数百件のカードも、ここで1件ずつ確認できる。

ダッシュボード:データベース全体を見渡す

「ダッシュボード」では、広告の総量、現在配信中の広告、ジャンル・地域・フォーマットごとの動きを確認できる。朝開けば、1分で市場の様子をつかみ、気になるところをほかのセクションで掘れる。画面はデモで見られる。

ここはデータベース全体の見取り図だ。広告がどれだけあり、今何が配信され、市場がどちらへ動いているかがわかる。個別オファーの分析を掘る場所ではない。それには「広告」と「クリエイティブ」を使う。市場全体の様子なら1分でつかめる。

Spytrendのダッシュボード:「30日間の推移」のグラフと「AIカテゴリ」のランキング

30日間の推移

グラフの線は、ほぼゼロからピーク時の15,000,000件まで上下する。市場が動いているか、止まっているかを見るためのものだ。

線が1週間下がり続ければ、競合の出稿が減っており、自分のキャンペーン構成をテストする余地がある。上がっていれば、各社が一斉に出稿し、オークションの単価も上がる。

AIカテゴリ:競争が激しいジャンル

グラフの右には、AIで分類したジャンルのランキングがある。Spytrendが広告のテーマを判定し、棒グラフにまとめている。

衣料品と一般的なECが大きく先行する。商品系トラフィックで最も量が多い領域だからだ。続いてギャンブルとアダルト、その下に規模の小さい分野が並ぶ。この一覧で、競争が激しいジャンルと、まだ埋まりきっていないジャンルを見比べられる。

地域:広告量の上位10か国

「ダッシュボード」を下へスクロールすると、左側に広告量の上位10か国がある。

米国が約250,000,000件で首位。2位の英国は約175,000,000件で、米国はそのほぼ1.5倍だ。次にカナダ、オーストラリア、ドイツと、英語圏や欧州の主要市場が続く。下位にはブラジルとメキシコが入り、中南米も伸びている。

広告運用で見るなら、クリエイティブの大半は英語圏のTier 1向けだ。US・UK向けの参考例は豊富にある。出稿量の少ない地域を調べるなら、「広告」のフィルターでもう少し掘る必要がある。

Spytrendのダッシュボード:上位10か国、メディア形式、上位のドメイン拡張子

フォーマット:動画と静止画

動画と画像は、データベースをほぼ半分ずつ占め、動画がやや多い。「メディアなし」はごく細い帯で、ビジュアルのないテキスト広告を指す。

静止画だけを作っているなら、見ているのは市場の半分だ。残りの半分では動画が使われている。

クリエイティブの分類カテゴリ

右上にはフィルター用のカテゴリが並ぶ。テクノロジー、モバイル、教育、エンターテインメント、ゲーミング、食品、アルコール、旅行、自動車、不動産、住宅、法律、販促、スポーツ、出会い、ペット、子育て、ゲーム、アダルト、雇用、産業、非営利などだ。サービスの各機能は、このクリエイティブ分類をもとに動く。

ユーザーのアカウントでは、これは統計ではなく表示範囲を切り替える設定だ。有料プランでは、開いているカテゴリによってデフォルトで表示されるクリエイティブが決まり、単語、ドメイン、ピクセル、またはページでの検索はデータベース全体が対象になる。

ドメイン拡張子

いちばん下には、全広告でよく使われるドメイン拡張子が並ぶ。

先頭は定番の.com。その後に、ランディングページ向けの安い拡張子である.online、.site、.store、.topが続く。アフィリエイトや物販で、キャンペーン用に安いドメインを取って配信する形だ。.de、.uk、.brといった国別ドメインも混ざり、国際的なドメインではなく現地のドメインで出稿している国が見える。

行をクリックすると、その拡張子のフィルターが設定された「広告」が開く。全体像から個々の広告へ移る近道だ。

Spytrendの各セクションを簡単に整理

  • 「ダッシュボード」— 市場の様子。広告量、上位ジャンル、地域、フォーマット、ドメイン拡張子を見る。
  • 「広告」— 同じ広告を1件ずつ見る場所。細かなフィルター(「ピクセルID」、「広告主」、地域とは別の言語、配信期間、いいね)と、実際のリンク先や広告上の紛らわしいリンク表示を確認できる詳細カードがある。
  • 「クリエイティブ」 — 重複のないビジュアルを見る場所。日付範囲の「期間内の新規」で、選んだ期間に投入されたクリエイティブの数がわかる。過去ではなく、今スケールしているものを見られる。
  • 「ウェブマスター」 — バイヤーに紐づく情報を1つのプロフィールにまとめ、出稿統計と「クリエイティブ」を開くボタンを表示する。
  • 「広告主」 — ファンページ単位で、ページの年数、フォロワー、出稿ペース、ドメインを見る。
  • 「ハブ」 — トラフィックの送り先ごとに、どのチャネル、プロフィール、アプリが集客しているかを見る。行をクリックすると、そのプロフィールへ送客するクリエイティブがすべて開く。
  • 「ウェブサイト」 — サイトの訪問数と、トラフィック増加とFacebook広告の関係を見る。
  • 「トレンド」 — 急伸するクリエイティブを探す。倍率(x2/x5/x10)、期間、アカウントの最小数を自分で設定し、上昇中のものを拾う。国別・アプリ別にも見られる。

広告:1件ずつ調べる

「広告」には、個々の広告が集まっている。ファンページ、ドメイン、配信ごとにカードが分かれる。1つのクリエイティブから数百件のカードが生まれていても、ここでは1件ずつ確認できる。

ビジュアルの全体像より、どのドメインから配信しているか、その広告が今もアクティブかを知りたいときに開く。

Spytrendの「広告」:MetaとTikTokの切り替え、フィルターパネル、広告一覧

MetaとTikTok

右上にまず見えるのが、MetaとTikTokの切り替えだ。データベースはプラットフォーム別に分かれており、どちらの広告を調べるかを選べる。

初期表示はMetaで、TikTokは別のタブにある。両者が混ざらず、それぞれで調べられる。

フィルターと保存

「広告」で効いてくるのはフィルターだ。「クリエイティブ」より項目が多く、カテゴリ、地域、フォーマットに加えて、細かく絞り込むための条件がある。

条件を組み合わせてフィルターを保存すれば、次から自分のジャンルを1クリックで開ける。

分類の精度

分類の精度は、実際の一覧でも確かめられる。ギャンブル・ベッティングのフィルターを1つ設定して結果を目で追ったところ、テーマ外のクリエイティブは見当たらなかった。

カードには大きな分類だけでなく、オンラインカジノのスロット、クラッシュゲーム、Plinkoといった下位ジャンルも付く。見た範囲では無関係な結果がなく、無関係なものを手作業で除く時間を費やさずに済む。

広告の詳細カード

広告をクリックすると、右側に詳細パネルが開く。Gates of Olympusのクリエイティブを開いた画面には、次の情報が並ぶ。

「広告」の一覧と、開いた広告の詳細カード
詳細カード:「クリエイティブのターゲットリンク」、地域とプラットフォーム、「クリエイティブの活動」、「類似広告」
  • 上部にメディアのプレビューがあり、お気に入りへの保存とダウンロードのボタンもある。
  • 移動先は2つ。「ファンページ」は配信元のページ、「この広告」は広告ライブラリ内の広告そのものを開く。
  • 「クリエイティブのターゲットリンク」は、クリエイティブの実際のリンク先だ。例ではplay.google.com/store/apps/details?id=…。広告上の表示だけでなく、本当の遷移先がわかる。
  • 「クリエイティブのリンクキャプション」には、広告内でユーザーに見えるドメイン表示(play.google.com)がある。
  • 地域とプラットフォームには、ARの旗、インストールを促すボタン、配信先のアイコン(Facebook、Instagram、Messenger、Threads)が並ぶ。
  • 「カテゴリ」は、ギャンブル・ベッティング/オンラインカジノのスロット。

クリエイティブの活動:広告の配信期間

「クリエイティブの活動」には、配信期間を判断する情報がまとまっている。

  • ステータスは「アクティブ」。
  • 「配信中:」1日未満 — 配信開始から1日も経っていない新しい広告。
  • 「FBでのローンチ:」07/21/2026 — Facebookでの配信開始日。
  • 「Spytrendに追加」:07/21/2026/「認証:」07/21/2026 — データベースに入った日と確認された日。
  • 広告ID。

これらの日付を見れば、キャンペーン構成がどれだけ新しいかわかる。このクリエイティブは昨日配信が始まり、すでにデータベースに入っている。過去の記録ではなく、今まさにオークションに入っている広告を見ているわけだ。

類似広告:FBページ別とドメイン別

下部の「類似広告」には、「FBページ別」(同じページの別の広告)と「ドメイン別」(同じドメインやアプリへ送客する別の広告)の2つのタブがある。

1つの好調なクリエイティブから、関連する広告を1クリックで広げられる。たとえばFortuna Slotsの類似広告には、スマートフォンを持つ女性が登場するUGC形式も表示された。同じオファーをイラストのバナーでも実写動画でも配信しており、訴求の全体像をまとめて見られる。

各広告で確認できるのは、実際のリンク先、紛らわしいリンク表示、配信期間、関連クリエイティブだ。誰がどこへ、どんな形でトラフィックを流しているかを、広告単位で追える。

FAQ

「ダッシュボード」と「広告」は何が違う?
「ダッシュボード」では広告の総量、現在アクティブな広告、ジャンル・地域・フォーマットごとの動きがわかる。「広告」では個々の広告を調べる。ファンページや配信ごとにカードが分かれている。

「ダッシュボード」で個別オファーを分析できる?
個別オファーを詳しく調べるには「広告」と「クリエイティブ」を使う。「ダッシュボード」は、市場全体の様子をつかむためのセクションだ。

「広告」ではどのプラットフォームを見られる?
MetaとTikTokだ。データベースはプラットフォーム別に分かれ、初期表示はMeta。TikTokは別のタブで開く。

広告の実際のリンク先はどこで見られる?
詳細カードの「クリエイティブのターゲットリンク」に、クリエイティブの実際のリンク先がある。隣の「クリエイティブのリンクキャプション」は、広告内でユーザーに見えるドメイン表示だ。

キャンペーン構成が新しいかはどう判断する?
「クリエイティブの活動」で、ステータス、「配信中:」、「FBでのローンチ:」、データベースへの追加日を確認する。昨日始まった広告がすでにデータベースにあれば、今オークションに入っているものを見ている。

全体像から個々の広告へはどう移る?
ドメイン拡張子の一覧で行をクリックすると、その拡張子のフィルターが設定された「広告」が開く。自分で組んだ条件も保存すれば、ジャンルを1クリックで開ける。

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