要点: Spytrendは競合の広告、ランディングページ、ピクセルをウェブマスタープロフィールにまとめて表示します。まず「ウェブマスター」セクションを開いて「アクティブ順」に並べ、プロフィールを開けば、競合の広告ネットワーク全体を一画面で確認できます。この記事では、広告の調査に慣れたメディアバイヤーとアフィリエイター向けに、成果の出ているクリエイティブを日々探す手順を紹介します。
すぐに知りたい答え
Spytrendでは、個々のクリエイティブだけでなく、競合の広告運用全体を追えます。広告はピクセル、ドメイン、ページID、IPという4つの識別情報をもとに、1つのウェブマスタープロフィールにまとめられます。「ウェブマスター」セクションを開いて「アクティブ順」に並べ、最上位のウェブマスターをクリックすると、そのFacebookとInstagramの広告ネットワーク全体を1分以内に確認できます。BigSpyやAdSpyのような競合ツールのサイトでは、2026年9月時点で個別の広告、ページ、ドメインを検索できると説明されていますが、その背後にいる運用者ごとに広告をグループ化する機能は記載されていません。
検索可能なFacebook広告は14億件以上(1.4B+)、広告主は3,000万人以上(30M+)で、そのうち現在広告を配信しているのは700万人です。毎日約600万件の新しい広告が追加されます。クレジットカード不要の無料プランがあり、初回の支払いには14日間の返金保証が適用されます。
使い始める
クレジットカードなしで登録すると、メインの「ダッシュボード」が開きます。すぐに価値を得られる最初の操作は、「ウェブマスター」セクションを開き、「アクティブ順」に並べることです。Date fromを7日前に設定すると、その週に開始し、現在も配信中の広告数に基づいてウェブマスターが順位付けされます。1件クリックすると、そのウェブマスターが出した広告、ランディングページ、使用したピクセル、保有ドメインを確認できます。まだ何も検索していない段階で、プラットフォームが調査対象を絞り込んでいます。
対象を決めて探すなら、検索バーにファンページ名、広告文、遷移先URLを入力します。国、言語、プラットフォーム、CTAの種類、広告フォーマット、期間、エンゲージメント指標で絞り込めます。「ユニークのみ」をオンにすると、見た目が同じバナーは1件にまとめられます。同じ画像が50件あっても、使用状況を集約した1つのクリエイティブとして表示されるため、重複に埋もれず結果を見られます。
関連するウェブマスターが見つかったら、そのプロフィールをFavoritesフォルダに保存し、Telegramボット@spytrends_botでそのドメインまたはページをwatchに設定します。新しい広告が出るとメッセージが届きます(無料は3件、Proは20件)。Favoritesへの保存とwatchの設定を組み合わせることで、以下で説明する毎日の調査を繰り返し行えます。
仕組み
Spytrendの中心にあるのは、ウェブマスターの特定です。14億件以上(1.4B+)の広告を、FacebookのピクセルID、ルートドメイン、ファンページID、サーバーのIPアドレスという4つの識別情報で照合します。別々の広告アカウントやページで2つ以上が一致すると、1つのウェブマスタープロフィールにまとめます。競合が複数のブランドページや代理店を使っていても、広告ネットワーク全体を一画面で確認できます。
このつながりの最も深い部分にあるのがピクセルです。Spytrendは広告のクリエイティブからランディングページ、そこで発火するピクセル、ホストするサーバーまでをたどります。ドメインが違っても同じピクセルを使っている、ブランド名が違ってもIPアドレスが同じ、といったキャンペーン間のつながりが見えてきます。無関係に見える5つのキャンペーンが同じピクセルを使っていれば、その関係を確認できます。
各クリエイティブの掲載状態は、新しいデータをもとに「アクティブ」、「停止中」、「消失」として更新されます。「継続中」は5日以上連続で配信されているクリエイティブを示します。成果の出ない広告は早く止められるため、配信期間は収益性を判断する手がかりになります。ウェブマスタープロフィールは「最小広告総数」「最小アクティブ広告数」「最小継続広告数」で絞り込めます。
AIによるカテゴリ分類では、各広告をSpytrendの33カテゴリのいずれかに割り当てます。ギャンブル・ベッティング、EC・小売、ファッション・アパレル、美容・パーソナルケア、テクノロジー・ソフトウェア、成人向け・制限対象、その他27カテゴリです。手作業でタグを付けなくても、分野に合った広告を探せます。Telegramボット@spytrends_botのwatchでは、独自の追跡条件を設定できます。ドメイン、ページ、広告主から新しい広告が出たときのアラートや、「ある国で特定のキーワードを含む新しい広告」といった保存済みの質問を、スケジュールに沿って繰り返し確認できます。
活用場面
新しい市場に入る前に競合のネットワーク全体を調べる
新しい分野に入るメディアバイヤーは、まずその市場で広告費の多いドメインを探します。該当するウェブマスタープロフィールを開けば、運用者が各ページで出したアクティブな広告と過去の広告を確認できます。「継続中」で絞り込むと、5日以上残ったクリエイティブが見え、市場で反応を得た訴求やフォーマットを調べられます。どの切り口が機能しているかを推測する代わりに、競合の掲載期間を判断材料にできます。
「ウェブマスター」セクションを使った毎日の監視
毎朝、「ウェブマスター」セクションを開き、Date fromを7日前に設定して「アクティブ順」に並べます。上位5件が過去7日間で最も活発なウェブマスターです。昨日の上位5件にはいなかったのに今日現れたウェブマスターを探します。見つけたらプロフィールを開き、そのクリエイティブが「トレンド」の「爆発的成長」に表示されるかを確認します。条件は、昨日新しい広告が5件以上あり、選択期間の平均の3倍以上で、新しいファンページも加わっていることです。そのウェブマスターをFavoritesに保存し、@spytrends_botでドメインをwatchに設定します。この一連の確認は10分以内で済み、競合が広告費を増やして市場参入の費用が高くなる前に、初期の動きを捉えられます。
キャンペーン開始前のクリエイティブ分析
新しい広告文を書く前に、自分の業界の広告14億件以上をキーワードで検索します。「ユニークのみ」フィルターで重複したクリエイティブを除き、いいね数や日付範囲で並べ替えて、長く成果を上げている広告と最近のテストを見分けます。残ったクリエイティブをダウンロードしましょう。それらは市場で有効性が確かめられたものです。自分たちの制作チームへのブリーフとして使い、そのままコピーはしません。この手順により、Facebook広告ライブラリを手作業でスクロールし続ける必要がなくなります。Metaのヘルプセンターによると、Facebook広告ライブラリではキーワードまたは広告主で検索し、アクティブな広告をFacebookページごとに確認します。
向いていない用途
Spytrendが扱うクリエイティブの中心はFacebook、Instagram、TikTokの広告です。主な集客チャネルがGoogle検索、YouTubeのプレロール広告、Pinterestであるチームには、それらのチャネルのネットワークを調べる用途では合いません。また、競合調査ではなくコンプライアンス監査のツールを探すブランドセーフティ担当者にも、ウェブマスタープロフィールはパフォーマンス重視の広告運用向けで、規制報告向けではありません。
トレンドのシグナルから拡大中のキャンペーンを早期に見つける
「トレンド」の「クリエイティブ」タブには、新しい広告の開始をクリエイティブごとに数えた3種類のシグナルが表示されます。「爆発的成長」は、昨日の新しい広告が5件以上で、選択期間の平均の3倍以上となり、新しいファンページも加わっている状態です。「早期シグナル」は、昨日の新しい広告が2〜15件と少ないながら、少なくとも2つの新しいアカウントが同時に始動した状態です。「復活」は、最近は新しい広告が1件以下で休止状態だったクリエイティブが、昨日3件以上に増えた状態です。比較期間として昨日、過去3日間、過去7日間を選ぶと、それが成長の基準になります。
「爆発的成長」が捉えるのは、広告が出ている事実だけでなく、予算投入の加速です。1日平均2件の新しい広告を出していたクリエイティブが、昨日6件になれば、新しい広告の開始が3倍に増えたというシグナルです。クリエイティブのテストが成果につながり、そこに予算が投じられている可能性を示します。3倍という基準に新しい広告5件以上の条件を加えることで、単発の広告によるノイズを除き、急増の背後に一定の実績があるクリエイティブに絞れます。
「復活」の検出は、手作業の監視では見逃しやすい動きも拾います。最近は動きがなかったクリエイティブが、1日に新しい広告を3件以上出して戻ってくるケースです。直接反応を狙う市場では、再開が新しいオファー、新しい国・地域への展開、季節に合わせた切り替えと結び付くことがあります。キャンペーンが広がった後ではなく初日に気づけば、市場の競争が強まる前にオファーを分析できます。
毎日の手順は、「トレンド」を開き、比較期間を7日に設定して「爆発的成長」を選び、上位5件のクリエイティブを確認することです。その背後にいるウェブマスターのSticky Ads数を確認し、新たに見つけたウェブマスターをFavoritesに保存するか、@spytrends_botでwatchを設定します。これを毎日繰り返します。「爆発的成長」「早期シグナル」「復活」の3種類のシグナルで、競合キャンペーンの開始、拡大、再開という全段階を捉えられます。3種類をすべて監視すれば、各段階の動きをその都度確認できます。
FAQ
ウェブマスタープロフィールでは、競合のネットワーク全体をどう特定しますか?
SpytrendはFacebookのピクセルID、ルートドメイン、ファンページID、サーバーのIPアドレスという4つの識別情報で広告を照合します。別々のアカウントやページでいずれか2つが一致すると、1つのウェブマスタープロフィールにまとめます。1つのピクセルを使って5つのブランドページを運用する競合は、無関係な広告主5件ではなく、1つの運用者として表示されます。
「継続中」は何を示し、なぜ確認するのですか?
「継続中」は、5日以上連続で配信されているクリエイティブを示します。広告主は成果の出ない広告を早く止めるため、5日を超えて残った広告は、その運用者の収益性の基準を満たした手がかりになります。「最小継続広告数」でウェブマスターを絞ると、広告が継続的にコンバージョンしている運用者を探せます。オファーの有効性を判断するための指標です。
広告データベースの規模とデータの鮮度は?
検索可能なFacebook広告は14億件以上(1.4B+)で、広告主は3,000万人以上(30M+)、そのうち現在広告を配信しているのは700万人です。毎日約600万件の新しいFacebook広告が追加されます。掲載状態は新しいデータをもとに「アクティブ」「停止中」「消失」へ更新されます。
特定のキーワードや国・地域を継続して監視できますか?
はい。Telegramボット@spytrends_botのwatchを使います。ドメイン、ページ、広告主から新しい広告が出たときに通知を受け取ったり、「ある国で特定のキーワードを含む新しい広告」といった保存済みの質問をスケジュールに沿って繰り返し確認したりできるため、毎回手動で検索しなくても新しい広告が自動的に表示されます。watchは無料で最大3件、Proでは20件まで設定できます。ウェブアプリでは、Favoritesフォルダに追跡中のウェブマスターや広告を保存できます。
Spytrendはどの広告ネットワークとプラットフォームを扱いますか?
SpytrendのデータベースはFacebook、Instagram、TikTokの広告クリエイティブを扱います。主な集客チャネルがMetaとTikTokのエコシステム外にあるチームは、その対象範囲を踏まえて検討してください。
無料プランと返金条件は?
クレジットカード不要の無料プランがあります。初回の支払いには14日間の返金保証が適用されます。月額または年額のサブスクリプションを選べ、いつでも解約できます。