第2部:Spytrendで競合のファネルを調べる方法を紹介します。
Spytrendに、ニュートラのアフィリエイト専用プラン「Nutra Affiliate」が登場しました。ニュートラ案件だけを対象に、広告をジャンルと商品ごとに整理しています。各広告で使われる販売手法と、クローキングの先にある遷移先を確認できます。
はっきり言います。現時点で、ニュートラ向けにこれより大規模な分析プラットフォームはありません。
まず、この記事で使うデータについて説明します。契約者は最新データに対して料金を払っているため、それを一般公開の記事に載せるのは公平ではありません。そこで、ここでは8月のデータを使います。8月に出稿されたニュートラ広告17,000件をもとに、プランに含まれる分析機能をすべて紹介します。契約すると、同じツールを最新データで使えます。規模の目安として、Nutra Affiliateでは9月20日から10月20日までの直近30日間に、350,000件を超える新規広告を記録しました。
ニュートラ広告データベースの仕組み
一般的な広告スパイツールで見られるのは、クリエイティブと審査担当者向けのセーフページです。ニュートラでは、それだけでは肝心な部分が抜け落ちます。プリランダー、実際の案件、配信対象国、注文フォームは、クローキングの先に隠れているからです。
Spytrendでは毎日、広告のクローキングを突破し、ユーザーの遷移経路全体と、LP、プリランダーを保存しています。その後、AIがクリエイティブの画像ではなく、クローキングの先で実際に何を売っているかを調べ、各広告にバーティカル、ジャンル、商品を割り当てます。
なぜクリエイティブで広告を分類しないのでしょうか。ニュートラでは、クリエイティブのほとんどがカモフラージュだからです。減量商品を医師のインタビューで売り、補聴器を薬局に関するニュース記事で売る、といった具合です。画像だけを見ると、ニュートラ広告は十数ものカテゴリに分散してしまいます。8月のデータでも、この違いは明らかです。クリエイティブをもとにした標準的なAI分類では、これらの広告はヘルスケア(29%)、健康・ウェルネス(27%)、フード・飲料(21%)、EC、ペット・動物、美容などに分かれます。Nutra Affiliateは、それらを1つのバーティカルにまとめます。
ニュートラ広告のカードで確認できる情報
各カードには「Nutra Affiliate · 減量 · AlkaMelt」のように、バーティカル、ジャンル、商品を示すラベルが付いています。フィードをスクロールしながら、LPを開かずに案件を判別できます。
カードには、案件までの遷移経路も表示されます。こちらは8月20日の広告で、重曹とレモンを使った動画が掲載されています。
- 広告のリンク先はhype33.buzzです。
- そこからトラッカーのgo.asspecial.comを経由してリダイレクトされます。
- 最終LPはvideo.asspecial.com/VSL/Buygoods/ALKAMELTです。Buygoods上のAlkaMelt案件のVSLに到達します。
経路全体が保存され、すべてのリンクをコピーできます。
カードからは、次の操作もできます。
- LPをダウンロード。 LPをアーカイブ形式で保存できます。
- クローキングの先にあるLPを表示。 審査担当者向けではなく、ユーザーに表示されるページを確認できます。
- 外国語のスライドに隠されたクリエイティブを表示。 広告主がFacebookの審査を通すために、別の言語のおとりスライドの後ろへ本来のクリエイティブを隠している場合、本来のクリエイティブを先に表示します。
- クローキングを突破してブランドを特定。 その場で広告の再チェックを依頼できます。実際の商品ページ、ページ全体のスナップショットとコピー、各ステップのスクリーンショット、購入手続きへのリンクを取得します。通常は5〜10分かかり、料金は100トークンです。クローキングを突破できなかった場合、トークンは返還されます。
絞り込んだデータ全体でニュートラのアフィリエイト案件を分析
このプランを使う最大の理由が、この機能です。フィルターを設定して「対象データ分析」をクリックすると、絞り込んだデータ全体の内訳を一度に確認できます。8月のデータでは、次のような結果が表示されます。
割合の計算について補足します。8月の広告は合計17,328件でした。商品、メディア、著名人、ジャンル、手法を扱う「Nutra Affiliate — 内訳」セクションでは、クローキングの先にあるLPを分析した12,570件を使用しています。これらのセクションの割合は、12,570件を母数としています。国別、広告主別、アフィリエイター別の内訳は、17,328件すべてを対象にしています。
商品。 広告件数の多い商品を確認できます。8月はAlkaMeltが1,930件でトップとなり、LP分析済み広告の15%を占めました。次いでHemaRenew(1,148件)、HemaBalance(754件)、GlycoResult(502件)が続きました。
ジャンル。 8月のLP分析済みニュートラ広告では、減量が12,570件中6,691件と半数以上を占めました。減量とは件数に大きな差があり、糖尿病(781件)、前立腺(726件)が続き、その後に肝臓・腎臓の健康、記憶力が並びました。
なりすましに使われたメディア。 Fox Newsを装った広告が2,861件(23%)、TODAY Showが1,933件(15%)あり、TODAY、NBC News、ABC Newsが続きました。
登場する著名人。 Elon Muskは2,723件(22%)、Oprah Winfreyは2,432件(19%)の広告に登場しました。Sam Elliott(俳優)とBill Gatesが続きましたが、上位2人とは件数に大きな差がありました。
手法。 ファネルを組むときに特に役立つ情報です。偽の動画プレーヤーは広告の58%、偽のレビューやチャットは54%、偽のテレビ報道は49%、偽のニュース記事は48%で使われていました。
通常、1つの広告で複数の手法を使うため、割合の合計は100%を超えます。
国。 8月の広告の配信対象国は、米国が86%、カナダが13%、オーストラリアが10%でした。次いで英国、メキシコ、ハンガリー、フィリピン、スペインが続き、合計43か国が対象でした。1つの広告を複数の国に配信することが多いため、こちらも割合の合計は100%を超えます。
ドメイン、上位の広告主、上位のアフィリエイターも確認できます。8月は352の広告主がニュートラ広告を配信していましたが、アフィリエイター別の内訳を見ると、その背後にいたのはわずか91のアフィリエイターでした。上位2者だけで、その月の全広告の半数以上を占めています。17,328件のうち、それぞれ28%と25%でした。
国をクリックして、その国のニュートラ案件を調べる
分析画面の各行はクリックできます。たとえばカナダをクリックすると、内訳全体がカナダのみのデータに切り替わります。市場全体とは大きく様子が異なることもある配信対象国を、手軽に掘り下げられます。
8月のカナダにはニュートラ広告が2,289件あり、そのうち2,249件のLPを分析しました。市場のほぼ全体を、1つの訴求とファネルの組み合わせが占めていました。
- AlkaMeltは1,726件に登場し、LP分析済み広告の77%を占めました。ニュートラ広告全体では15%でした。
- この同じ1,726件の広告はTODAY Showを装い、Oprahを登場させていました。市場全体でトップだったFox NewsとMuskは、ここではわずか161件(7%)でした。
- 最も多かった手法は権威者へのなりすましで、86%を占めました。市場全体では32%です。偽のアプリ画面は広告の83%に登場しましたが、8月全体では上位6つの手法にも入っていませんでした。
市場全体の内訳だけならFox NewsとMuskを使う構成に目が向いたかもしれませんが、カナダの広告主はまったく違う構成で配信していました。
ニュートラのジャンルごとに日々のトレンドを追う
対象データ分析では、選択した期間にどの商品やアプローチが上位だったかを確認できます。「バーティカル別トレンド」ボタンでは、その状況が日ごとにどう変わるかを確認できます。商品、ブランド、ジャンル、手法、著名人という同じ内訳を、7日、30日、90日のグラフで表示します。
グラフを見ると、広告主がいつ配信を拡大し始めたかが分かります。この例は8月のデータでは示せないため、ここだけは例外として直近30日間を使います。10月4日に出稿されたニュートラの新規広告は4,772件でした。10月9日には37,223件に達し、うち19,090件が前立腺ジャンルでした。2日後の10月11日には、4,496件に戻っています。このジャンルは1日で数倍に急増し、すぐに減少しました。訴求とファネルの組み合わせがまだ新しいうちに、中身を調べるべきサインです。任意の日にカーソルを合わせると、ジャンル別の内訳が表示されます。凡例のチェックボックスで表示するジャンルを選べます。ツールチップには、選択したジャンルだけが表示されます。
広告件数をもとにニュートラ案件を調べる
ニュートラでよくある失敗は、過去の実績だけで案件を選ぶことです。1年前に成果が出たから、今も成果が出るはずだと考えてしまいます。もう1つは、アプローチをゼロから考え、当たることを期待するやり方です。
私たちが勧めるのは、広告主が実際に配信しているものから逆算する方法です。市場全体の広告件数は、外部から確認できる収益性の指標として最も有力です。広告主は、赤字の広告を何百件も長期間配信し続けません。ある商品の広告が何週間も大量に出稿されているなら、利益が出ている可能性が高いと考えられます。以前は成果が出ていたと記憶している案件を、今はほとんど誰も配信していないなら、詳しく調べる理由になります。目標とする獲得単価では、すでに利益が出なくなっているのかもしれません。
同じ8月のデータで、具体的な流れを見てみます。
ステップ1。 対象データ分析を開き、広告件数の多い商品を確認します。8月はAlkaMeltが1,930件でトップでした。
ステップ2。 商品リストでAlkaMeltをクリックします。その商品のクリエイティブだけを集めたフィードが開きます。
ステップ3。 「再出稿回数が多い順」で並べ替えます。最も多く出稿されたクリエイティブを確認できます。
8月のAlkaMeltで最上位のクリエイティブは216回出稿され、次の2つはそれぞれ76回、66回でした。2位は、先ほど遷移経路を確認した重曹とレモンの動画です。複数のアカウントで数十回、数百回と再出稿されているクリエイティブは、明らかにテスト段階を超えています。広告主は配信を拡大しており、赤字のまま続けているとは考えにくいでしょう。
次にカードを開き、案件までの遷移経路とクローキングの先にあるLPを確認し、ページをダウンロードして、ファネルが機能している理由を調べます。広告件数を手がかりに、すでに配信されている広告を調べましょう。
この方法が成り立つのは、すべての分析が、クローキングを突破して取得したLPに基づいているからです。商品はクリエイティブの画像ではなく、実際に何を売っているかで特定されます。だから、クリエイティブの見た目がどれほど違っていても、AlkaMeltの再出稿216回は、実際にAlkaMeltへ誘導する216件の広告を意味します。
8月について、最後にもう1点。10月20日の時点で、その月の広告17,000件の87%はすでに消えており、アクティブなまま残っていたのはわずか1.5%でした。ニュートラの動きは速いものです。過去のデータはツールの説明には役立ちますが、配信のためのリサーチには最新データが必要です。最新データは、契約すると利用できます。
Spytrendをニュートラ広告のスパイツールとして使う方法
- 「広告」を開き、カテゴリフィルターでNutra Affiliate、または特定のジャンルを選びます。
- 配信対象国と期間を設定します。直近の新規出稿を見るなら「24時間以内の新規広告」、案件を選ぶなら1週間または1か月を使います。
- 「対象データ分析」をクリックし、広告件数の多い商品、なりすましに使われているメディア、登場する著名人、使われている手法を確認します。配信対象国をクリックすると、市場全体との違いが分かります。
- 上位の商品をクリックし、「再出稿回数が多い順」で並べ替えます。
- 数百回再出稿されているクリエイティブのカードを開き、案件までの遷移経路を確認して、クローキングの先にあるLPをダウンロードします。
Nutra Affiliateの料金
Nutra Affiliateは、サイト上で契約できる独立したサブスクリプションです。
- 月額$249
- 年額$2,244、月額換算で$187
カテゴリフィルターから契約できます。Nutra Affiliateの横にある「購入」を選び、ボタン1つで支払います。暗号資産の広告も配信している場合は、隣に表示されているCrypto Affiliateとまとめて契約できます。
Nutra Affiliateのプランと契約:spytrend.com/nutra/#pricing