eBayの手数料は、商品価格と購入者が支払う送料の合計に、カテゴリ別の落札手数料率を掛け、注文ごとの固定手数料を加えて計算します。このeBay手数料計算ツールは入力と同時に計算し、商品原価と発送費も差し引くので、1件の販売で残る利益がわかります。
4つの数値を入力すると、落札手数料、注文ごとの固定手数料、販売後に残る利益の3つがわかります。
計算できること
落札手数料・注文ごとの固定手数料・利益
eBayでは、商品代金と送料を合わせた購入者の支払総額に一定の料率を掛け、さらに注文ごとの固定手数料を加算します。料率はカテゴリによって異なるため、計算上は利益が出そうな商品でも、実際には利益が残らないことがよくあります。
計算結果:
- 落札手数料。 eBayが徴収する定率の手数料です。商品価格だけでなく、購入者の支払総額に対して計算されます。
- 注文ごとの固定手数料。 注文1件ごとにかかる定額の手数料です。大半のカテゴリでは、$2の商品にかかるこの固定手数料は、定率の落札手数料を上回ります。
- 手数料差引後の利益。 2種類の手数料とご自身の費用を差し引いた残額です。マイナスなら、その価格で販売すると赤字になります。
結果は目安としてお使いください。ストア未契約のセラーに適用される米国の標準料率を使用しています。実際の手数料は、カテゴリ、ストアの契約プラン、セラーレベルによって異なります。
使い方
eBay手数料計算ツールの使い方:3ステップ
カテゴリを選ぶ
出品先に最も近いカテゴリを選びます。一覧にないカテゴリの大半には、eBayの標準料率が適用されます。
数値を入力する
販売価格、購入者に請求する送料、商品原価、実際に支払う発送費を入力します。送料無料の場合、請求する送料は空欄のままにしてください。
利益を確認する
1枚目のカードは手元に残る利益、2枚目はeBayの手数料です。入力欄の下にある計算式で、落札手数料と注文ごとの固定手数料の内訳を確認できます。
入力と同時に結果が更新されるので、価格を変えながら利益の変化を確認できます。
利用制限
無料版の利用制限
計算はブラウザ内で行われます。回数制限はなく、アカウントも不要です。入力した数値は保存しません。
1回の計算で、1カテゴリ・1件の販売について、eBayの米国標準料率に基づいて算出します。
手数料の仕組み
eBayでは送料にも手数料がかかります
eBayの落札手数料は購入者の支払総額に対する割合で決まり、この総額には送料と売上税も含まれます。さらに、注文ごとの固定手数料が加算されます。この計算ツールでは、購入者の居住地によって変わる売上税を除外しているため、実際の手数料は計算結果より少し高くなります。
高額の販売には段階料率が適用されます。大半のカテゴリでは、基準額を超えた部分に低い料率が適用されます。ジュエリーなど一部のカテゴリでは、販売額に応じて決まる単一の料率が全額に適用されます。
個々の販売ではなくアカウントに関わる費用は計算に含めていません。対象は、ストア契約料、Promoted Listingsの広告料、無料出品枠を超えた分の出品手数料、海外決済手数料、規制対応運営手数料、支払いに関する異議申し立て手数料です。該当する場合は、ご自身で加算してください。
下の表は計算ツールと同じ料率を使用しています。記載のないカテゴリの大半には標準料率が適用されます。料率の全一覧は、eBay公式の手数料ページで確認できます。
カテゴリ別の落札手数料
| カテゴリ | 落札手数料 |
|---|---|
| 大半のカテゴリ | $7,500までの部分は13.6%、超過分は2.35% |
| 本・映画・音楽(レコードを除く) | $7,500までの部分は15.3%、超過分は2.35% |
| ジュエリー(腕時計を除く) | 販売額が$5,000以下なら15%;それを超える場合は販売額全体の9% |
| 腕時計・パーツ・アクセサリー | $1,000までの部分は15%、$7,500までの部分は6.5%、超過分は3% |
| ギター・ベース | $7,500までの部分は6.7%、超過分は2.35% |
| 重機・印刷機・フードトラック | $15,000までの部分は3%、超過分は0.5% |
計算例
$60のパーカーの収支内訳と、利益率35%に必要な価格
パーカーを$60.00で販売し、送料として$6.99を請求します。仕入れに$22.00、配送ラベルに$8.40かかりました。標準料率のカテゴリでは、eBayの定率手数料は$60.00ではなく$66.99に対して計算され、利益は$27.08残ります。
目標利益率から価格を逆算するには、購入者の支払総額をT、手数料率をr、注文ごとの固定手数料をf、費用をc、利益率をmとします。必要な価格はT = (c + f) ÷ (1 − r − m)です。
このパーカーの場合、c + fは$30.80です。内訳は商品原価$22.00、発送費$8.40、注文ごとの固定手数料$0.40です。手数料率13.6%、利益率35%なら、分母は1 − 0.136 − 0.35 = 0.514となり、購入者に支払ってもらう必要がある総額は$59.92です。送料を$6.99請求するなら商品を$52.93で、送料無料なら$59.92で出品します。
手数料率と利益率の合計が1以上になる場合、どの価格にしても目標には届きません。必要なのは値上げではなく、仕入れコストの引き下げです。
$66.99の内訳
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 商品価格 | $60.00 |
| 購入者に請求する送料 | $6.99 |
| 購入者の支払総額 — 手数料の計算対象額 | $66.99 |
| 落札手数料 | −$9.11 |
| 注文ごとの固定手数料 | −$0.40 |
| パーカーの仕入れ原価 | −$22.00 |
| 実際に支払う発送費 | −$8.40 |
| 利益 | $27.08 |
マーケターの活用法
出品前に利益を把握し、利益がより多く残る販売チャネルを選ぶ
マーケットプレイスでは、手数料によって出品する価値のある商品が決まります。自社ストアでは十分な利益率がある商品でも、売上総額からeBayの手数料を引くと、手元に残る金額は目に見えて減ります。
パレット単位で仕入れた商品を扱うリセラーは、撮影前に1点ずつ販売価格を決めます。利益が出ない商品はセット販売に回すか、仕入れ先に返品します。
自社ストアとeBayの両方で販売するブランドは、チャネルごとに価格を設定します。同じ価格では、両方で同じ利益率を確保できないためです。広告も運用しているストアオーナーなら、eBayの注文1件あたりの手数料と、CPA計算ツールで算出した注文1件あたりの広告費を比較します。低いほうが、その購入者にリーチするためのコストを抑えられます。
ただし、これらの計算で商品が売れるかどうかはわかりません。利益率が良くても、誰も買わない商品では売上は立ちません。
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広告主が費用をかけて売り続けている商品を、広告の配信期間で絞り込む
この計算ツールでわかるのは、1件の販売の採算です。より難しいのは、何を出品するかという判断です。
Spytrendは、FacebookとTikTokの広告を分析する広告インテリジェンスプラットフォームです。丸5年分の広告アーカイブをAIが33のビジネスカテゴリに分類。広告主ごとに1枚のカードにまとめ、すべての広告、ページ、ドメイン、国を1か所で確認できます。長期間継続している広告を見れば、広告主が費用をかけて売り続けている商品がわかります。
手数料表だけでは解決しない2つの課題
- 次に出品する商品を選ぶ。 利益率が意味を持つのは、実際に買ってもらえる商品だけです。何か月も広告が続いている商品には、広告主が費用をかけ続けるだけの需要があるため、候補に入れる価値があります。
- 出品ページを作る。 長期間続いている広告のフック、セット構成、写真のアングルは、出品タイトルや商品写真を考える指針になります。購入者がすでに反応している表現を出発点に、自分なりの工夫を加えましょう。
1つの出品から商品候補リストへ、3つのステップ
- 販売者を探す。 出品している商品と同じ種類の商品を扱うブランドやドメインを検索します。
- 長く続いている広告に絞る。 継続期間が45日以上の広告で絞り込むと、短期間のテスト広告を除外できます。
- このツールで採算を確認する。 この計算ツールで各商品の採算を確認し、eBayの手数料を引いても利益が残るものを候補に残します。
始め方
無料アカウントを作成し、出品している商品と同じ種類の商品を扱うブランドやドメインを検索してください。無料アカウントで広告ライブラリを利用でき、有料プランでは新着広告とすべてのフィルターも使えます。