CPAは、同じ期間の広告費を、その広告で獲得したコンバージョン数で割って計算します。広告費$4,800で購入96件なら、獲得単価は$50です。クリック数を入力するとコンバージョン率も表示され、目標CPAを入力すると、その達成に必要なコンバージョン率もわかります。
最初のカードに、コンバージョン1件あたりの広告費が表示されます。クリック数を入力するとコンバージョン率、目標CPAを入力すると目標達成に必要なコンバージョン率も確認できます。
わかること
獲得単価と、それを左右するコンバージョン率
キャンペーンの予算を増やせるかどうかは、獲得単価で決まります。このページでは、検討中の数値を見ながら割り算ひとつでCPAを確認でき、入力に合わせて結果が更新されます。
表示される結果:
- 獲得単価。 広告費をコンバージョン数で割り、入力のたびに再計算します。
- CPAを左右するコンバージョン率。 クリック数を入力すると、現在のコンバージョン率がカードに表示されます。CPAは、クリック単価をこの率で割った値です。
- 目標達成に必要なコンバージョン率。 目指すCPAを入力すると、現在の広告費とクリック数で目標を達成するために必要なコンバージョン率が、現在の率と並んで表示されます。
ここで算出するのは広告媒体上のCPA、つまり広告アカウントに記録された費用を、そのアカウントが計測したコンバージョン数で割った値です。顧客獲得にかかる総コストではありません。入力された2つの数値を割るため、結果の正確さは広告媒体が報告するコンバージョン数の精度に左右されます。
使い方
CPA計算ツールの使い方:3ステップ
広告費を入力
確認したい期間のキャンペーン広告費を入力します。広告マネージャからの貼り付けも可能です。4,800と$4,800.00は同じ数値として読み取られます。
コンバージョン数を入力
同じ期間に、その広告費で獲得した購入、リード、登録などの件数を入力します。CPAが何の獲得単価を示すかは、アカウントでコンバージョンとして計測しているイベントによって決まります。
クリック数や目標CPAを入力
クリック数を入力するとコンバージョン率が表示されます。目標CPAを入力すると、達成に必要な率も表示されます。獲得単価だけを確認する場合は、どちらも空欄のままにしてください。
2つの数値は必ず同じ期間でそろえてください。30日分の広告費を7日分のコンバージョン数で割ると、CPAが本来の約4倍になってしまいます。
利用制限
無料版の利用制限
計算はブラウザ内で行われます。利用制限はなく、アカウントも不要です。入力した数値は保存されません。
計算式
CPAの計算式:広告費÷コンバージョン数
CPA=広告費÷コンバージョン数です。広告費$4,800で購入96件を獲得したキャンペーンなら、1件あたりの広告費は$50です。広告費とはアカウントに請求された金額、コンバージョンとはアカウントで最適化の対象に設定されているイベントを指します。
CPAは、クリック単価÷コンバージョン率でも求められます。オークションで決まる価格はコントロールできませんが、コンバージョン率はコピー、オファー、ページによって調整できます。広告費とクリック数が同じまま3%から4%に引き上げれば、顧客1人あたりの獲得単価は25%下がります。
計算例:Metaで30日間に$4,800を使用
| 指標 | 内容・計算 | 結果 |
|---|---|---|
| 広告費 | 対象期間にアカウントへ請求された金額 | $4,800 |
| コンバージョン数 | アカウントでその広告の成果として計上された購入 | 96件の注文 |
| 獲得単価 | 4,800 ÷ 96 | $50.00 |
| リンククリック数 | 同じ30日間のクリック数 | 3,200 |
| コンバージョン率 | 96 ÷ 3,200 | 3.0% |
| クリック単価 | 4,800 ÷ 3,200 | $1.50 |
広告費$4,800・クリック数3,200が変わらない場合
| コンバージョン率 | コンバージョン数 | 獲得単価 |
|---|---|---|
| 2.0% | 64 | $75.00 |
| 3.0% | 96 | $50.00 |
| 4.0% | 128 | $37.50 |
| 5.0% | 160 | $30.00 |
用語の違い
CPA・CPL・CACは、それぞれ異なる指標
CPAは広告媒体の指標で、1つのキャンペーン、1つの期間、1つのコンバージョンイベントを対象にします。CACは事業の指標で、営業・マーケティング費用の総額を獲得顧客数で割った値です。CPLはリード獲得をコンバージョンとした場合のCPAです。CPLが$50で成約率が30%なら、顧客1人あたりの獲得費用は$167になります。
各指標の集計対象
| 指標 | 計算対象 | 数値の確認先 |
|---|---|---|
| CPA — コンバージョン獲得単価 | 広告費を、媒体がその広告の成果として計上したコンバージョン数で割った値 | 広告マネージャ、または上の計算ツール |
| CPL — リード獲得単価 | 購入ではなくリード獲得をコンバージョンとし、広告費をリード獲得数で割った値 | リード獲得を最適化イベントに設定した広告マネージャ |
| CAC — 顧客獲得コスト | 営業・マーケティング費用の総額を、新規獲得顧客数で割った値 | 自社の会計データ:広告媒体費、人件費、ツール費、代理店手数料、値引き |
目標の設定
適正なCPAは、競合ではなく自社の利益率から決める
適正なCPAとは、粗利益でまかなえる金額です。平均注文額$80、粗利益率60%なら粗利益は$48なので、購入が1回きりならCPAの上限は$48です。顧客の年間平均注文回数が1.8回なら、同じ利益率で粗利益は約$86となり、CPAが$60でも2回目の注文で回収できます。
競合のCPAは目標の参考にはなりません。競合の利益率もリピート率も、回収までどれだけ待てるかもわからないからです。目標CPA欄には、自社の上限額を入力してください。達成に必要なコンバージョン率が現状と大きく離れているなら、見直すべきは入札額ではなく、オファーとランディングページです。
マーケターの活用シーン
予算を増やす前に、目標達成に必要なコンバージョン率を把握
予算を増やす前に、目標欄でキャンペーンが目標に届くかを確認できます。広告運用担当者は、事業として許容できるCPAを入力し、達成に必要なコンバージョン率を確認します。現状との差を見れば、翌週は入札とランディングページのどちらに手を入れるべきかがわかります。
創業者はローンチ前にこのツールを使います。利益率から上限を決めれば、有料広告からの流入でどれだけのコンバージョン率が必要かが検討課題になります。代理店も、クライアントのCPAが上がったときに同じ差を活用します。クリック単価は変わっていないのにコンバージョン率が下がったことと、目標CPAに戻すために必要なコンバージョン率を示せます。
自社の数値だけでは、なぜ自社はCPAの上限を超えてしまうのに、競合はその範囲内に収められるのかまではわかりません。その答えは、競合が何か月も配信し続けている広告の訴求にあります。
Spytrendでさらに分析
自社のCPA上限と、競合が投資し続ける訴求を照らし合わせる
CPAの上限は、顧客1人の獲得に使える金額を示します。競合が継続している広告を見れば、その金額で顧客を獲得している訴求がわかります。
Spytrendは、Facebook・TikTok広告の分析プラットフォームです。丸5年分の広告アーカイブをAIが33のビジネスカテゴリーに分類。広告主ごとに1枚のカードにまとめ、すべての広告、ページ、ドメイン、配信国を1か所で確認できます。
CPAの数値だけでは足りない、2つの場面
- コンバージョン率を高めるヒントを探す。 目標達成に必要なコンバージョン率に届かないとき、差が生まれているのはたいていクリック前の段階です。広告で約束する価値、オファー、オーディエンスを確認しましょう。ページを書き直す前に、競合の広告を60日以上継続しているものに絞り込み、費用を投じ続けている訴求を研究できます。
- ローンチ前に市場規模を見積もる。 ローンチ前には、計算に使える広告費がまだありません。競合になるブランドを検索し、広告がどれだけ続いているかを確認してください。数か月続いていれば採算が合っている広告主がいる手がかりになり、数週間なら警戒すべきサインです。
CPAの確認から、条件を満たす広告の発見まで3ステップ
- 競合を検索する。 広告検索に、競合のブランド名またはドメインを入力します。
- 長期間継続している広告に絞る。 継続日数のフィルターを60日以上に設定します。残るのは、広告主が2か月間費用を投じ続けた広告です。
- 訴求をテストして、ここで再計算。 自社の利益率に合う訴求をもとに広告を作り、新しいコンバージョン率を使ってこの計算ツールで再計算します。
始め方
無料アカウントを作成し、競合のブランド名やドメインを検索してください。無料アカウントで広告ライブラリにアクセスでき、有料プランでは最新の広告とすべてのフィルターも利用できます。